勅令の秘伝ヒーリング | 裏宇宙からの遺言 -悟りと覚醒のプログラム-

裏宇宙からの遺言 -悟りと覚醒のプログラム-

道の道とすべきは常の道にあらず。名の名とすべきは常の名にあらず。無は天地の始に名づけ、有は万物の母に名づく。

臼井レイキの第一シンボル(雲印)は、大地の治癒力のエネルギーを象徴している。
左回りの渦巻きである。
同様のシンボルは海外にもみられる。

海神クナドのシンボルも左回りの渦巻き図形である。
日本ではフトマニ図 (もとあけの図) にも同様のシンボルが載っている。
言葉に置き換えれば神代文字の 「わ」 となる。

西洋レイキでは、シンボルを使用する際にしばしば呪文とセットで使用される。
レイキ関係者は、第一シンボルに対応するマントラを 「直霊」 または 「超空霊」 だと説明している。

それは間違いである。
レイキが海外に伝わる過程で、そのような誤解が広まってしまったのだ。 当て字に過ぎない。

真実のマントラは 「勅令」 である。
発音はチョクレイ。
意味は、神の指令。

「神の命令によって、この業を為せ」 という意味である。

西洋の魔法・魔術にもよく似た呪文がある。
「大天使ミカエルの名において○○を命じる」 など…。


ちなみに伝統的な臼井レイキ療法では、シンボルとマントラを組み合わせるとは限らない。
シンボルを単独で使うケースもあるし、マントラも単独で使うケースがある。

つまり第一シンボル (雲印) を使用する際に、必ずしもチョクレイの呪文を組み合わせるとは限らない。

それが何を意味するかといえば、
チョクレイの呪文と、第一シンボルの渦巻き図形は、全く別物だということ。

ところが昨年、ある言霊ヒーラーのブログを読んだとき、奇妙な記事と遭遇した。
(この記事は何度か改訂されたようだが、私は最初に読んだときのログを再現する。最も説明が詳しかったからだ)

『チョクレイのパワーシンボルは、神代文字の「ワ」をもとにしたもの』
『霊気ヒーリングを御存じの方は、ピンとくると思います。
チョクレイ=「ワ」

その「ワ」のおおもとは「ウツホ」=直霊(なおひ)なので、チョクレイはヒーリングにとても有効なのです。
なぜなら、森羅万象をつかさどる言霊をもとにしているのですから。
しかし、そこが技(わざ)の限界。
「チョクレイ」というヒーリングの限界です』


言霊が大切だと主張しているにも関わらず、第一シンボルの呪文を 「直霊」 などと誤解している。
日本の神道では、言葉の発音を大切にしていることを知らないのか。
もし第一シンボルの呪文が直霊なら、「なおひ」 と発音するだろう。
だがレイキではチョクレイと発音する。

臼井甕男先生が活躍していた戦前は、霊術が大流行していた。
言霊を使ったヒーリングや神法も盛んに行なわれていた。
臼井レイキもその一派なのだ。

だが戦前の霊術のどの流派を見ても 「直霊」 という言葉は使用されていない
似た言葉で 「直日」 を利用する術はあったが、直霊は存在していなかった。

臼井先生は道教の呪術や治病法を研究し、実践していた。
その道教には 「勅令呪」 と呼ばれる病苦治癒の秘法がある。
また、道教の霊符には 「勅令」 の文字が書かれたものが多い。

本ブログの読者からの報告によれば、ロンドン郊外でレイキを伝授している英国人マスターのキース氏は
Imperial Command
と訳しているという。そのものズバリである。


例の言霊ヒーラーさんは
チョクレイ=「ワ」
と述べているが、これもコジツケである。
先ほど説明したように、チョクレイの呪文と第一シンボルは別物なのだ。

この呪文を、第一シンボルと組み合わせて使う場合、「神の指令の下に大地の治癒力を使う」 という意味になる。
故に勅令という呪文は、他のシンボルや霊符と併用することも可能なのだ。

恋愛や結婚に効験がある霊符の上に、勅令の文字を重ね書きすれば、「神の命令の下にこの愛を成就せよ」 という意味になる。


『意識の中で図を書けば、遠隔ヒーリングもできたり、かなり便利なのですが、霊気伝授(アチューメント)の儀式をしないと、使えないとされています。
ほんとうは儀式なんてなくても言霊で、チャクラは開く仕組みになっているのですが・・・』


話の前提がズレている。
レイキのアチューンメント(霊授) の目的は、チャクラを開くことではない。
本来のレイキには、チャクラの概念すら無い。
外国に渡って、その様な意味づけが為されたに過ぎない。

『アチューメントしなくても、霊氣ヒーリングは使えるようになります。
それを知らないヒーラー希望者は、霊気伝授(アチューメント)しないとヒーリングが使えないと思い込み、そんな思い込みに追い打ちをかけ、高額なアチューメント代金を提示する方もおられるようです』


アチューンメントの精神は、仏教の儀式に似ている。 仏教には 「お手合わせ」 の儀式がある。
法を正しく伝授する…という意味だ。
密教には三密灌頂もある。

その根底には、「心をもって心に伝える」 「命の営みを崇拝する」 というスピリットがある。
つまり、ヒーリング能力が使えるようになるとかならないとか、そんな薄っぺらな意味だけではなく、深い精神性が込められているのだ。

合掌ワンコ


『実際わたしがお伝えしている言霊ヒーリング講座では、マントラとシンボルを組み合わせたヒーリングをお伝えしておりますが、
皆さんアチューメントなしで、「チョクレイ」「セイヘキ」と同等の効果をもつ あおうえいヒーリングを使えるようになっています』


よく似たエネルギーを使うことは可能だろう。
だが全く同質のエネルギーではない。
レイキ本来のエネルギーを使うためには、やはりアチューンメントが必要になる。

そもそもレイキの第一シンボルは、「わ」 の左回りの図形とは少し異なっている。
その左回りの渦の中央に 「線」 が入っている。
またその線の上方は横に折れている。

この線には大きな意味がある。

「ワ」 の図形と微妙に形が異なっている故に、エネルギーの波動も違ってくる。
繋がる霊脈も違う。

第一シンボルは確かに大地の力を使っているが、大地の力そのままではなく、「ある霊脈」 を通して使っている。
霊的な背景、霊団と言い換えても良いだろう。

霊氣における霊団とは、出雲神族である。

レイキヒーリングは、縄文・出雲系のエネルギーなのだ。
大国主命は卓越したレイキヒーラーだった。
臼井先生は伊勢系の天皇を崇拝していたが、その裏の意味については別の機会に説明する。

ちなみに出雲大社では本来、クナドの神を祭っていた。
だが性悪な侵略者・テンテル姫 (天照皇大神) の軍団が、出雲の裏山の洞窟に大国主命を幽閉した。

大国主命は極限の苦しみの中で獄死したのである。
その祟りを恐れて、出雲大社の祭神がクナドから大国主命に置き換えられた。

レイキヒーリングでは、クナドの神の力をそのまま使っているのではない。
大地の力を 「治癒力」 に変換し、出雲系の霊脈を通じて、使っているのである。


2015年03月14日にエンライトが発表した記事を再発表しました。(代理人・美雨)
「直傳霊気の右回りのシンボルは間違っている」と聞いております。