【子供の机についての検証】
子供が向かうべきである対象の「机」について
検証しましょう。
勉強をするというと、
おじいちゃんおばあちゃんが
小学校入学のときに買ってくれた、勉強机を
想像してしまいますが、
それはどこに置かれていますか?
お母さんがいつもいる、リビングやキッチンから
離された、二階の部屋にぽつんと、
または雑に置かれているのではないでしょうか。
しかも、子供は成長していますが、
机の状況は小学生1年生のままで
ほとんど変わっていませんね。
最初は自分の机、と喜んだ子供たちも、
今では、「物置」として使っている子供の
どれだけ多いことか。
読みかけのマンガ、
引き出しには小さい頃から「コツコツためた」
大好きなもの。
女の子はちょっとしたアクセサリーや
キャラクターの小物、メモ帳、便箋や封筒など。
男の子はレゴブロックのかけらや
戦隊キャラクターの壊れたもの。
使いはしないが触って遊ぶ(時間つぶし)に
ちょうどいい、ちょっとメカニックな文房具など
一番上の引き出しには、
お決まりの「電子機器」。
家庭によってキッズ携帯やスマホ、
音楽を聴くだけだと親を騙して買った
(実は通信ができる)
「アイポッド」とか
勉強に使うからと言って
これまた親を騙して買ってもらった
アイパッドなど・・・・
(実は延々ユーチューブを見ている)
机は子どもたちの物置、または
「ひまつぶしに上等な場所」として君臨しています。
それに気づかず、
学習机のある部屋に子供を放り込めば、
親は安心して「勉強している」と
信じています。
信じてはいないけれど、信じたい。
学習するのに学習机は必須ではありません。
子供の成長段階にもよりますが、
多くの東大に入学した子どもたちが
ダイニングテーブルで勉強をしたと
いう事実があるように、
子供が勉強する場所は、
母親の目が届くところです。
母親の目が届いていない、というところでは
子供の心は安心できません。
逆に思春期以降では、安心して
好き勝手な時間を過ごせるわけです。
大好きな母親がご飯を作ったり
後片付けをしたり、
家事を終わらせて
ホッとして
好きなテレビを見たりしている隣で、
宿題を始めさせるのが
基本的、無難な勉強の始め方と
言えるでしょう。