発達障害
発達障害とは何か?
“広汎性発達障害”あるいはPDD(Pervasive Developmental Disorders)と呼ばれる状態は、多くの基本的な能力、特に身体運動能力、態度、他人とのコミュニケーション能力や社会生活能力、又は想像力の発達に遅延を含む状態の総称となっています。このような状態の子ども達は、基本的に、自分を取りまく世界を理解することができず、どう考えていいのかわからず、混乱していることが多いのです。
このような状態は、典型的に3歳前後という子どもの発達における重要な時期の子ども達に見受けられるので、“発達障害”と呼ばれています。3歳未満でこの症状が発症しても、親たちは子どもが幼児期に入るまで、自分の子どもが同年代の他の子ども達のようには歩かない、話さない、発達が遅れているという状況に気が付かないのです。
発達障害には、軽度から重度まで広範囲に及ぶ自閉症スペクトラム、ADD(Attention Deficit Disorder:注意欠陥障害)、ADHD(Attention Deficit Hyperactivity Disorder:注意欠陥多動性障害), アスペルガー症候群等が含まれます。これらの障害を抱える子ども達はその能力、行動、知性はかなり広範囲に異なっています。
発達障害の本当の原因は、実際には解明されておらず、神経性なものであり、完治しません。しかし、子どもは療育、教育等の適切な親や教師の手助け等の多くの要因により、又、療育等の開始時の子どもの身体的、知的レベルの程度に応じた改善を見せています。
下記は発達障害を抱える子ども達にみられる一般的な症状のチェックリストです。
お子様には下記のような症状がありますか?
(ア) 発話及び言葉がよく理解できず言語コミュニケーショ(会話)が苦手。
(イ) 他人のジェスチャーや顔の表情を理解すること、あるいは自分自身がジェスチャーや顔の表情を使って何かを表現しようとすることを含めた言語を使用しないコミュニケーションが苦手。
(ウ) 同学年や同世代の子ども達と友達になることや、関係を維持するというような社会的交流が苦手。
(エ) 決まり事や慣れている場所の変化に適応することが苦手。
(オ) ハイハイ、立つ、歩く、走る等の運動における困難があったり、身体や身体の一部の変な動かし方、髪の毛を引っ張ったり、頭を打ち付けたり、ぐるぐる回転したり、前後に体を揺らしたり等の反復的行動が見られる。
(カ) 睡眠一般に関して困難があり、いつも飛び跳ね動き回る、一か所にじっと座っていられない、まるで底なしのエネルギーがあり、常にスイッチが入った状態。
(キ) おもちゃの遊び方が普通と異なる。一つのことにこだわり執着する。例えば雑音、音、光、電気的なもの、おもちゃの部品等。
(ク) 行動に関する困難があり、しょっちゅう泣いたり、笑ったり、明確な理由もなく奇妙な音を大きく立てたりする。
(ケ) 平静を保つことに困難があり、癇癪を持ち、すぐにイライラしてすぐに怒る、又、挑発的な態度を取る。
(コ) 身体を触れられたり、抱かれたり、抱きしめられるのを嫌う。
(サ) 自尊心が低く、自信が無く、一人でいることを好む。