学習障害
学習障害とは何か
”学習障害“は、英語では”learning difficulty” あるいは”learning disorder”と表され、その頭文字をとってLDと呼ばれたりもします。これは広範囲にわたり学習に影響を及ぼす状況を指します。学習障害だからと言って、お子様の知性やモチベーションに問題がある訳でも、お子様が怠け者で知的に遅れているという訳では全くありません。実際、ほとんどの場合は、他の子どもたちと同じくらいに賢いのです。彼らの脳は違った動きをしており、この違いが情報の受け取り方と処理方法に影響を及ぼしています。学習障害児は物事の見方、聞き方、理解の仕方が異なっています。最もよくある学習障害のタイプがdyslexia(失読症)、dyscalculia(計算障害), dyspraxia(協調運動障害)等で、基本的に読み書きや、算数、身体運動、論理的思考、聞く、話す等に関する能力に問題を生じています。
下記は学習障害の症状を持つ子ども達にみられる一般的な症状のチェックリストです。
お子様にはこのような症状がありませんか?
(ア) 文字(ひらがな、かたかな、漢字)の組み合わせと読み、数字、一週間、12か月、色、形状、そして語彙に関して学ぶ事が難しい。
(イ) 自分で服を着たり、ファスナーを閉めたり、ボタンをかけたり、靴ひもを結んだり等が苦手である。
(ウ) 単語を正確に発音することや正しい言葉を正しいタイミングで使うことができない。
(エ) クレヨン、鉛筆、はさみを使うことや、線の内側に着色すること等が苦手。
(オ) 基本的な単語を読む事が困難であり、書き間違えたり、読字や書字が嫌いである。
(カ) 数字、簡単な算数、応用問題が苦手で、時間を正確に読むことができない。
(キ) 学習場所を片付けることが苦手で、しょっちゅう、どこに何があるかを忘れる。
例えば、自分の部屋の中が片付かない、宿題を忘れる、机の上がめちゃくちゃ、学校にカバンを持っていくことを忘れる等。
(ク) 歩いているとき、走っているとき、飛び上がる時の動き方が奇妙であったり、一人遊びが苦手、あるいはグループ遊びが苦手
(ケ) モノを覚えること、例えば一連の指示に従うことや、連続するものを覚えることが苦手。
(コ) 集中することが困難で、よく動き回り一定時間一か所にじっとすることが苦手。
(サ) 自尊心が低く自信が無い。