会場に居るファンの子でも英語の出来る子はさすがに居て
キョーコの言葉を聞いていたが
誰もがシルヴィアという外人の女性を
日本人が演技で外人に成りすましてるとは思っていなかった
きちんと時間を決めて動いていたせいか
舞台挨拶などもオーバーすることなく終わる事が出来
監督にアメリカで改めて会う事を約束すると
2人は急いで車に戻った
チケットを持ったお客はそのまま上映される室内へと案内され
全員が席につくまで結構な時間がかかるため
映画が上映され 京子が映像で流れる時には
上手く行けば空港で手続きまでは出来るかもしれなかった
社が車の助手席に座り 2人が後ろの席に乗り込むと
急いで着替えを始めた
運転席とこの境目や窓にはキッチリとカーテンがひかれ
1時間では到着出来ない車の中でゆっくりと着替えを済ませると
「はぁ。。やっと着替えられました。。」
「俺もやっとあの窮屈な服から解放されて一安心」
少し濃い目の化粧だったためキョーコはそれを落すと
軽い化粧をし直し
「うん それならこれもいつでも出来るね お疲れ様」
蓮がキョーコにkissをする
「さっきのままじゃ 蓮の口に着いちゃうしね」
とキョーコも笑っていた
着替えが済み
運転手との間にひかれたカーテンが開けられると
「2人ともお疲れ様
ただもしかすると空港にマスコミが張ってるかもしれないから
飛行機に乗るまでは2人とも素に戻らないようにね」
「はい 大丈夫です」
ところどころ渋滞に巻き込まれつつも
飛行機の出発の1時間近く前には到着すると荷物を下ろすと
「今度はいつ会えるか分からないけどそれじゃ またな」
と社に言われると
蓮は握手をしながら挨拶をし
キョーコはハグをして頬同士をあて挨拶を言うと
「俺 まだそういう挨拶慣れてないんだよな」
とキョーコの行動に頬を赤らげると
2人が笑いながら手を振り足早に空港の中へと消えていった
「明日の朝のスポーツ誌とTVが大変な事になりそうだな・・」
そう社がつぶやくと事務所へと帰って行った
空港に来た2人
乗った車をずっとバイクで追いかけて来ていたカメラマンが
話しかけてくることは無かったがカメラを片手に
ずっと付き纏われていた
「わざわざバイクで しかも2,3人も居るんですね。。」
「まぁ まだ時間的にばれては居ないから
プライベートの写真で撮りに来てるだけだと思うけどね」
「そろそろ向こうに移動しよう
あっちに行けば搭乗者以外は入れないから」
「そうですね ばれて話しかけられるのも嫌ですし」
そこにカメラマンの1人のところに電話がかかってくると
血相を抱え急いで2人に話しかけてきた
「ちょっと!京子さんなんですよね!
話し聴かせてもらえませんか! 写真だけでも!」
「あぁ 携帯って便利だね ばれたみたい
キョーコはあっち向かないで良いからね このまま行こう」
話しかけられたが振り向く事も無く
搭乗者しか入れない区域に2人は行ってしまった
「ここまで来れば大丈夫だね キョーコ平気?」
「うん 1人にほんの一瞬言われただけで
こっち来ちゃったし」と笑っていた
「後は向こうに戻るだけだから
1週間は向こうでのんびりと時間を過ごそうね」
キョーコのおでこにkissをすると嬉しそうに頷き
時間になったため飛行機に乗り込むとLAへと向かった
そして日本では
当人達が居ないのを全く知らないマスコミは
先行上映が終わると慌しく動き出し
LMEの事務所でもひきりなしに電話が鳴り響いていた
しかしLME内でもこの事実を知っているのは
マネージャーである社と社長であるローリィしか知らないため
電話応対に出るスタッフや社員も対応しきれないと思い
応対のマニュアルを渡しそれで対応をしていた
マニュアルというものは...
どこの出版orTV局で 1時間後にFAXをこちらから送るので
その番号を教えてもらうというものだった
応じない場合は即電話を切るという事も伝えてあったため
そこまでの混乱は無かったが電話が鳴る数が半端ではなった
「流石だな・・ これだけの反響は想定内だったけどな」
ローリィも対応をしている電話の部屋に入ってくると
社と話をしていた
「そうですね 敦賀蓮の人気の高さもありますが
あの京子も絡んでますしね」
「でも主任には言っておいたほうが良かったんじゃないですか?」
「日本にほとんど居ないんだ
知っていてもどうになるものでもないしな
少ない方が良かっただろう」
「そ・・そうですね それじゃ その例のFAXで送るのを
何枚かコピーしてきます」
「ああ よろしく頼む」
この事も想定して今日の分と彼女の誕生日の分と
書かせておいて正解だな
後は明日が楽しみだ
お祭りごとが好きなローリィはこの騒ぎを
祭りの1つとしてか思っていないのか楽しそうだった
そして1時間後 ひきりなしに鳴らしてきていた相手に
約束のFAXの一斉送信が行われた
その送信が行われる時に社から渡された社員が文章を読み
改めて知った内容に驚いていた
「えー 社さん これ本当なんですか!?」
「あぁ そうだよ
極秘だったからみんなにも教えられなくすまなかったな」
「いえ でもこれ・・ 間違いなくBIG NEWSですね・・
明日の朝刊やTVが凄いことになりそうですよ」
「あはは そうだろうな」
本当のBIG NEWSは1週間後なんだけどな
そのFAXの内容はというと・・・
敦賀蓮=アメリカ人で白人の金髪の青い目の青年で
実はクーの息子
京子=シルヴィア
隠していた理由はアメリカ進出に伴い
極秘プロジェクトだったためで
社長とマネージャの2人しかこの事は知らなかった
と明記してあった
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ここのところ毎日更新が出来ていなかったので
徹夜だけどガンガンに音楽聴きながら書きました(>_<)
誤字脱字あってもスルーでお願いします(/ω\)
今日の選曲(アルバム)は
Bullet For My Valentine/Temper Temper