「はい ついたよ」


「ぇー!! あの。。 他に住んでる方は?」


「このフロアは俺だけ」


「すいません。。 私帰らせてもらいます。。」


「どこに?」と真剣な目で見る


「無いです。。」と涙目になる


「どこがダメなの?」


「だって 私なんかがこんなお金持ちの家に。。」


「ほんと珍しいね・・・
金持ちっていうだけで寄ってくる女性しか俺見た事無かった」


「まぁ とりあえず入らない?」


「はい。。」


何か。。寂しい家。。


「どうかした?」


「いえ 何か寂しい感じがして」


「寝るだけで生活感0だしね でもこれからはキョーコが居る」

部屋全部を案内してくれた


「一応 君の部屋はこのゲストルームで良い?」


「あ はい ありがとうございます」


「一緒が良いけど まだ嫌でしょ?」と少し寂しげに言う


「そうですね。。 もう少しお時間下さい。。」


男と2人なんてkissとは比べ物にならない事だろうしな
それは俺も分かってるし 気長に待つよ
と心の中で言っているが顔では微笑んでいた


「そうそう 君にとっては結構この家良いかもよ?」


「トレーニングルームあるからリハビリに使えるかもしれない」


「家にあるなんて便利ですね」と笑う


「大変だと思うけど リハビリ頑張ろうね」


「はい」


「さて どうするかな あっ 君の服とか無いし買いに行こう」


「ぇ。。 でも」


「良いのx2 ね?」


こうして普段着 トレーニング用にもなる部屋着の服や靴
そして化粧品まであらゆる物を購入して


「これは。。自分で!」


「ダメ」


と言って下着売り場まで蓮が乱入し
他のお客は蓮を見て見惚れていた
そしてそれも大量に購入


「先生 買いすぎです。。。」


「先生じゃないよね?」


「あっ。。 久遠。。///」


「しかし君のサイズって分からなかったけど結構あるんだね」


「どこ見てるんですかっ!///」


「あははっ ごめん」と言って笑う


楽しくてしょうがないな・・ 毎日が楽しみだよ


「ん・・ 夕飯どうするかなぁ」


「せん。。久遠はどうしてたの?」


「俺?何とかゼリー食べてたりとか」


「ぇ!? 信じられない!!

そんなんで良くそこまで育ちましたね。。」


「私料理だけは得意な方なんですけど。。
ごめんなさい。。 今は出来なくて。。」


「ん?最初から料理出来るとか聞いてないじゃん?
だから気にしなくて良いよ」と笑う


「そうだ ちょっと電話してみるよ」


どこにだろう。。


「あ 蓮です.....  あ じゃ よろしくお願いします」


「?」


「電話は医院長のとこだよ で 
しばらく朝と夜はデリバリーが来ることになった」


「凄いですね。。」


「あの人 やってるのは病院だけじゃないからね
良いのx2」と笑う


「さて 何するかな・・ 来るまで暇だよね
俺 この家にほとんど居ないから暇つぶしが分からない」


「フフッ 変なの 自分の家なのに」と笑う


「にしても部屋綺麗にしてますね
久遠が掃除してるとは思えないけど。。」


「うん ハウスキーパーに来てもらってるからね」


「でしょうね。。」


「キッチン見せてもらって良いですか? 何も出来ないけど。。」


「あぁ 好きなとこ見て回って」


「じゃ お言葉に甘えて」と笑ってキッチンへ


「棚とか見て良いですか?」


「うん」



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下を向いたままの蓮がキョーコの隣に座り
顔をあまり見せないようにして
家族の事と最後に自分が誰なのかを話す


「ぇ? 先生 アメリカ出身なんですか
じゃ ご実家もですか?」


「そう だからいずれ君を連れて戻るつもり」


「で 君が知っている敦賀蓮 これは偽名なんだ」


「偽名?」


「うん 本名を出すと家族の事がばれてしまうからね
医院長と話しあって偽名でここに居るんだ」


「そして名前だけじゃなく 姿も変えてね」

と言ってキョーコを見る


「あ。。 青い目。。 綺麗ですね。。」


「驚かないの? 染めてはいるけど本当は金髪だよ?」


「そうだったんですか いえ驚きますが
綺麗なので 見惚れちゃって。。」


「でも 目と髪の色変えただけで良くそこまで

日本人になれましたねそっちのが驚きですけど」と笑う


「で? 本当は外人な俺 ダメ?」と寂しげに言うと


「外人の彼氏とか更にカッコイイですね
あ。。 それで背も高いんですね」と笑う


「俺 絶対拒否されると思ってたけど良かった~」

とほっとし喜ぶ


「それで拒否する意味が分かりませんけどね」と更に笑う

「あ じゃお父さんとお母さんもですか?」


「父は日本とのハーフなんだ」


「あ それで日本語出来るんですね」


「キョーコ いずれ向こうに帰りたいけど 良い?
言葉も不自由するかもしれないけど・・」


「ん。。 日常会話なら私出来るんで多分大丈夫ですよ?」


「え? しゃべれるの?」


「本場の人に通じるか分かりませんが」と苦笑いする



ここから英語
「じゃ ちょっとしゃべってみようか」


「わぁ さすが本場の方の言葉は違いますね。。

先生ほんとに海外の方なんですね
私の言ってる事通じてます?」


「うん 日常会話とか言ってるけど
普通にしゃべれてない?」


「そうですか? 最近はあまり使ってなかったので
分からない単語ありそうですけど。。」



日本語に戻して

「驚いた・・ 全く問題ない」


「いえ そんなことないですよ」


「いや ちょっと丁寧な感じだけど
日本語が君丁寧だからそのまんまなんだね・・」


「褒めすぎですよ」と照れ笑いをする


「いや 冗談抜きでしゃべれる人と
何人かこっちでもしゃべったけどキョーコが一番上手い」


「それなら心配無く行けるよ 良かった
もしかすると最初からキョーコは
俺のとこに来る運命だったのかもね」と喜ぶ


「ぇ。。そんな///」



そして数日経ち 抜糸をする事に


「いたっ」


「ちょっと痛いけど我慢してね」


「うん これで大丈夫だよ
後は何回かは1週間に1回は検査で来てね」


「おめでとう 退院だよ」


「ありがとうございました」と笑う


こうして退院することになった

元々そんなに荷物も無く
蓮が片手は荷物 もう片手はキョーコと手を繋いだ


「さて 家に帰りますか」


「先生の家ってどんなとこなんですか?」


「そろそろ その先生も辞めようか?」と笑う


「そうだな 久遠って呼んで」


「久遠?」


「そう 俺の本名 さっ 乗って」


ドアーを開けた車の助手席にキョーコが乗る


「反対なんですね」


「あ うん 外車だからね ちょっと 良い?」


と言ってキョーコのシートベルトをしてあげて
体を戻す時にkissをした


「!!///」


「あ つい」と笑う


「先生の馬鹿///」


「家とか久しぶりだな~ 前は帰っても寝るだけだったけど
これからは楽しみでしょうがなくなりそうだな」と嬉しそうだった


「家 近いんですか?」


「車で15分くらいかな?」


そして家に到着


「。。。 まさかここまでとは。。」


「ん?気に入らない?」


「いえ だいぶ高級なマンションに住んでるんですね。。」


「俺 人を家に入れるのって医院長以外無いんだよね」


「そうなんですか?てっきり女性とかあるのかと」


「ないない」と笑う


駐車場に車を止めて エレベーターで最上階に上がる



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「でも その前にお願いがあります」


「ん?なに?」


「こんなところ私には勿体無いので
一般病棟に移りたいのでお願いしたいんですけど。。」


「ん。。 もしダメだと思ったら
またこっちにすぐにでも移動するけど良い?」


「はい」



こうして早速翌日キョーコは一般に移された

が!

猛獣の中に野うさぎを放してしまったらしい


「ぇ? あれが目に包帯してた子?」
「マジ可愛いんだけど・・ 」


10代20代の患者~1人者の医者までキョーコ争奪戦が始まった

ベッドに上体だけ起こして居ると同年代の男何人か来て話かける


「ねっ 彼氏居る?」
「ねね 退院したらさ どっか遊びに行かない?」


「すいません。。 頭が痛いので。。 」
と言って寝てしまった


医者はここぞとばかりに閉めたカーテンの中に入ってきて

「最上さん 大丈夫?」と声をかける


それを見ていた蓮は
ほらな・・ やっぱりこういう事になる


そしてキョーコの一般病棟デビューは半日で終わってしまった



「私 大丈夫ですよ?」


「君は平気でも俺が平気じゃない!
キョーコが美人過ぎるから・・
君に話しかけるやつら全てにイライラする」


「。。? それってヤキモチですか?」


「そう 俺も生まれて初めて味わったよ」と少しカリカリする


そういうと嫉妬めいた顔でキョーコにkissをする

キョーコはそんな事言われたのが初めてでとても嬉しく
蓮がする甘噛みや舌を絡ませるkissを
いつもは恥ずかしがっていたのに今回は受け入れていた



そして翌日

だいぶ目が見えてきていたキョーコは
改めて蓮の顔を見て驚いていた


「ない。。 ありえない。。 やっぱり信じられない」


「何そんな意味の分からない事言ってるの」と笑う


「こんなイケメンが彼氏って信じられない」


「あ 彼氏じゃないから」


「そうですよね。。やっぱり私になんて」と寂しい顔をすると


「婚約者だから」と微笑む


「もっとありえないです!!」


「キョーコ kissして・・」と顔を近づける


「無理///」と言って右手で蓮の顔をガード


女性に拒否されたの初めてだ・・

そしてまだあんなに赤くなる
ダメだ・・ 欲が出てくる・・
自覚するとこんなに侵されるのか 恋や愛って怖いな・・


「さっ 左手触るからね」


「先生 あれからずっとやってくれてるんですか?」


「うん そうだよ?」


「数分でも疲れるのに。。 ごめんなさい。。」
と涙ぐむ


立ち上がり涙を唇で拭い


「愛してるから苦じゃないし」と笑う


「先生。。 ありがとう。。 」


そしてこの日の午後はスキャンを撮った


「他に溜まってるとこも無いし 良いんじゃない?
後は抜糸さえすれば退院してリハビリでも良い気がするよ」


「良かった・・」


キョーコと病室に戻りベッドに座る


「あとは抜糸して リハビリは通いで良いって」


「良かった」と笑うが急に顔色を変える


「通いって。。 」


「俺の家から 俺が送り迎えだけど?」


「ぇ? ほんとだったんですか?」


「ホントに 何度か言わないと覚えてくれないね
君はこれからずっと俺と一緒
そしていずれは俺のお嫁さん OK?」と笑う


「でも。。 私 左動かないし。。」


「まだ動かないって決まってないよ?
それにそれが一生そのままでも 何でそれでダメなの?」


こんな私でも受け入れてくれる。。
キョーコは大粒の涙を流していた


「キョーコ 愛してる・・ 」

今度はキョーコにガードされずにkissをした


「キョーコ 目はもう見えてるよね
丁度良い機会だし 俺の事話すけど 聞いてくれる?」

「その代わり 話とか終わってから俺から逃げるは
俺 許さないからね・・ 離さない・・」
徐々に蓮が真剣に言う


「はい」とキョーコも真剣に返事をする



ここは特別室なのでシャワーやトイレも完備されていて

蓮が立ち上がり部屋の洗面台に行く


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