今週火曜日名古屋市の校医として中学校の眼科検診に参りました。今年も去年に引き続き、6月でしたので、アレルギー性結膜炎の症状のある生徒はなく、眼位や結膜の検査後、色覚検査を行いました。
1年生の希望者におこないますが、今年は55人中22名受けました。
色覚検査は男子の5%にありますので、男子が全員受ければ、1名は色覚異常があるはずです(確率的には)。しかし、22人中女性が2/3で男の子は少なく、誰も検出されませんでした。一方、女性は性染色体が〷ですので、お父さんがX’Y(色覚異常)でお母さんがX’X(保因者)の場合でX'X'の可能性は50%ですので、めったに女性の色覚異常はありません。男性はX'Yであれば、X染色体は1つしかありませんので、必ず患者になります(北島の法則)。今回、女性の色覚異常がみつかりましたが、本来は色覚検査は小学校、中学校で必ず1回はチエックを受けるべきです。自分がそうであるのを自覚しているのと、無自覚で、就職などで、指摘されて、夢が破れるのは避けなければなりません。色覚異常の70%以上は日常生活問題なく過ごせますし、信号の色も区別できます。
言ってみれば、色覚異常も一種の個性と考えればよいですが、知らずに何か、問題がおこるのは避けたいです。
今から20年以上前に、差別に繋がるということで、検査が廃止されましたが、それは、違うと思います。
我々は、100色ぐらいの色を見分けることができますが、画家は1万色を見分けることができます。色覚異常の方は、程度によりことなりますが、全く色覚がわからない人から、50色程度識別できる人、様々です。赤が弱い人、緑が弱い人、青が弱い人様々です。
現在はユニバーサルカラーと言って、色覚異常の人にも見分けやすい色もあります。多くの遺伝子がありますので、誰もが、何らかの遺伝子異常があると思われます。




