大人の大学生シリーズから、今回は受講した講義の中から、楽しくて今も興味をもっていて豊かな生活を送ることができることを紹介します。
早稲田大学eスクール人間科学部で様々な講義を受けたのですが、現在も受けて良かったと思っている授業にフランス文化論があります。フランスのパリには仕事で何度も出張したことがあります。でも仕事中心で有名な美術館くらいは行きましたが、フランスの歴史を全く知らなかったことに気が付き、受講しました。
担当の中村教授は、フランスの歴史とともに文学や音楽、絵画などの歴史を詳しく講義されました。担当の教育コーチのサポートで毎回楽しい講義でした。
モネの睡蓮から
私の最終のレポートのテーマは「ジャポニズム」です。江戸時代から明治時代に変わった時、日本の浮世絵や絵画、更に工芸品などが、パリの画家や音楽家に大きな影響を与えたのです。特にモネやゴッホ、ルノアールなどの印象派の絵画は、現在でも印象派の名画として日本でも親しまれています。更に私は、日本の美術に対しても、フランス文化論の講義を受けたことで今まで以上に興味がわいてきました。
日本の浮世絵が描かれたゴッホ
これまでフランスと日本は、文化の面でお互いに影響しあってきたのです。現在は、日本はファッションやランジェリーなどでフランスから多くの事を学び、実はフランスもアニメ文化や食文化など様々な分野で日本の影響を受けています。
最後に、こちらの動画をご覧ください。
Paris Promenadeより
こちらは、フランスに住んでいる方のyoutube動画ですが、ギメ東洋美術館の現在開催中の源氏物語の企画展です。
最初にマリー・アントワネットのコレクションの日本の工芸品が展示されています。日本の江戸時代に、オランダの交易からフランスに渡った工芸品だと思います。源氏物語をテーマにした漆器工芸は、素晴らしいですね。この美しい蒔絵の小箱やつづり箱は、マリー・アントワネットが使っていたのです。
そして源氏物語の絵巻を西陣織で織られた源氏物語絵巻です。山口伊太郎さんが105歳に亡くなるまでの37年間をかけて作った源氏物語絵巻の西陣織ですが、ジャガード織の発祥の地フランスに寄贈されたものです。ジャガード織は、フランスのリヨンで発明された織技術ですが、西陣織もフランスの技術を学ぶことでさらに発展したそうです。
私は18日からパリ出張で、パリ国際ランジェリー展に取材に行きます。ついでにギメ東洋美術館に行って、実際の作品を見てこようと思います。
私は、自称「ジャポニズム研究家」ですが、後日紹介します。
大人の大学生で学ぶことの楽しさは、仕事に関することだけでなく、自分自身の生活を豊かにしてくれるのです。
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