外脛骨手術後 300日 | 【我が道】 七転び八起き

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自分が感じた事、思った事を綴ります。
思い出を残しておくための日記です。


外脛骨手術から300日が経過しました。
前回外脛骨関係の記事を書いたのが、半年検診の時。そこから3ヶ月程、心療内科受診という大きな一歩を踏み出しました。

足の神経に電気が走るようになって約7年。
確実な治療法はなし。
飲み薬、注射、手術。どれも根治はしなかった。
整形外科、ペインクリニック。どちらでも治せない。一生付き合っていくしかないよという医師達。
ゴールのない闘いに不安が、焦りが募る。
一生付き合っていくしかないというのは、頭では分かっているつもり。分かっているはずなんだけど、やりたいことができない時、やっぱり治したいと考えてしまう。できる!と思って行動したら後々痛みに襲われて後悔…なんてことはしばしば。次第に、どうせ痛くなるからとセーブし始める。怠けてると思われているんじゃないかと人目を気にしてしまい、申し訳なさに襲われる。そんな自分に嫌悪感。この繰り返し。

それに加えて、外脛骨手術後の長引く痛み。神経に加えて外脛骨が痛いのは無理!という考えから決めた外脛骨除去手術。それなのに、痛みがなかなか取れない。

そんな状態で行った、外脛骨除去手術をした病院。痛い、走れないと訴えると、「今まで見てきて、足の問題じゃなくて精神的な問題も少なからずあると思う。痛みはあるんだろうけど、異常はない。心の問題を解決するのが先。心療内科をすすめます。」と言われた。
今は心療内科をすすめてくださったことに感謝しているけれど、その時の感情は否定、怒り、安堵…とジェットコースターでした。

私の凝り固まった頭は、心療内科と聞いて、すぐさま「うつ病」というワードを連想しました。(心療内科=うつ病は正しくありません。私と同じ考えをおもちの方はぜひ調べてみてください。私は調べたことで心療内科への敷居が低くなった気がします。)
「あなたはうつ病です」と言われたような気がして、「うつ病じゃない!」という否定の気持ちと、「しっかりと調べもせずうつ病で片付けるな!」という怒りが真っ先に沸きました。でも、心のどこかでは、うつ病なのかなぁと思う部分もあって、「心療内科に行けばこの苦しみから解放されるのか」という気もして安堵のような気持ちにもなったり…。
先生と今までで一番長く、真剣に話しました。
でもやっぱり心療内科受診を素直には受け入れられなくて、悶々とした思いのまま診察室を後にしました。

家に帰って、たくさん調べて考えました。考えれば考えるほど、悩むんです。最終的には、心療内科を受診することに決めました。
心療内科に行って治るというのなら、それもありかと思って。

決めたら即行動したいタイプ。といっても心療内科についての知識はなし。そこで、お世話になっている整形外科へ。事の次第を伝え、おすすめの心療内科を教えていただきました。

早速、心療内科予約。受診の流れとなりました。
心療内科って、内科や整形外科とは違う雰囲気の病院だと思っていてたけれど、同じような感じで、通院している人も性別も年齢も色々で、重苦しい雰囲気も特にはなく。思っているほどその場にいることへの抵抗はありませんでした。

診察の結果、精神的な面は「異常なし」との診断。しかし、漢方も扱う先生。身体の状態を確認して、瘀血の状態だと診断し、漢方薬を出して下さいました。
どうやら長年の痛みや治療で血の巡りが悪くなっていて、治りが悪かったり痛みが出たりするということらしい。
そう言われると、思い当たることがたくさん。心療内科の先生の診断が、一番しっくりくる答えでした。さらに、精神的な異常はなしと言われ、安堵。漢方で痛みを100%なくすことはできないけれど、6、7割は良くなると思うとのこと。

漢方薬を飲み続けると、冷たかった足が温かくなり、動きにくかった足の指がスムーズに動くようになり、よく分からなかった痛みが消えました。本当に痛い部分だけが痛いというか、痛いところがスマートになったというか…。とにかく、漢方薬を飲んでからの回復は著しかったです。走れないとあんなに嘆いていたのに、走れるようになりました。

手術した先生も、なんだそりゃって拍子抜けした感じ。「よく分からないけど、よかったね」みたいな…。自分に合う漢方薬、恐るべし効力。

心療内科をすすめてくださった先生には本当に感謝しています。そして、漢方に長けた先生を紹介してくださったクリニックの先生にも。八方塞がりになったら、新たな科に行ってみるのも一つの手です。

完全復活とはいかないけれど、順調な回復です。
あと一歩!