福島労働局委託事業の23年度最後のイベントです。

下のほうの郡山会場です!
またまたパネリストで参加します。


おそらく放射能の影響についていろいろ企業参加者から聞かれることは間違いないでしょう。この件については、採用企業と学生の間には日々刻々と状況の変化が出てきています。

ORIGINAL WORKSTYLE~ キャリアコンサルタント渡部俊和(㏄toshi)のブログ

半年前は考えもしなかったのですが、実は被災県への就職支援ということで、福島県の学生に対する県外からの求人がかなり増えています。そして、年明けくらいから県内求人も増加しており、県内企業の一部では人手不足が顕著になっているのです。

その結果、従来からあった職種のミスマッチがどんどん拡大しています。

簡単に言えば情報やインフラは全面的に求人が減り、介護、福祉、サービスは全体で求人増、製造は県内は増えず、県外は急増といった状況です。こういう状況を受けて、当初から県外就職を推進していた今の最終学年の高校生の内定率が7.8%のアップとなったのです。

一方大学生はどうかといえば、一部で復興を志す地元回帰の報道もありましたが、大勢で見ると、県外にいる大学生のUターン志向は減っていると言えるでしょう。インタビューなどで個別の声を拾えば「地元のために」「復興の役に立ちたい」という言葉がマスコミではクローズアップされていますが、合同説明会の参加数や増減の傾向はIターン、、Uターン希望者の大幅な減少を示しています。


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どうやら当初心配された求人難よりも、ここにきて採用難の局面が大きく影響してきたように感じられます。では、どうすればよいのでしょうか・・・。


以前「白熱教室」で『安全』と『安心』の違いをやっていました。記憶が正しければ、その時は『安心』というのは外部要因で決まらず、他人は『安全』とは言えても『安心』ですとは言えないという話が出ていました。今回の放射能汚染は『安全』かどうかが誰にもわからないという異常な事態です。企業がこういう状況で採用を進めるには、『安心』にどこまでアプローチできるかにかかっていると思います。実際、内部被爆のリスクや汚染食品の流通(牛の行方不明)など仰天すべき事態がどんどん出ている状況では、日本で働く以上『安全』は誰にも断言できないところまで来ています。

放射能の話題を避けず、会社として職場の安全にオープンに取り組む。できうる限りの最大限の対処を図ること以外には無いのではないでしょうか。ガイガーカウンターを常備し、数値を公開し、環境を守る手段を講じる・・・会社としての姿勢をオープンにすることで、『安心』とは言えないまでも他社とは違う信頼のレベルに達することは可能だと思います。そして、国が明確に『安全』を言えない今の日本では、そこまでしかできないのが現実なのです。採用の成否は応募者の相対的な選択で決まります。相対的である以上、たとえ微々たる差別化でも、そうした取り組みは必ず一定の成果をもたらすことでしょう。


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十数年前、まだ会社員だった頃、住宅ローンを組んで家を買うことが当たり前の風潮があった。当時は史上最低金利と言われていて、確か変動で3~4%だったと思う。当時の上司にも勧められ、上司も家を建てたが、私はかなり迷って結局買わなかった。

震災前に不動産投資の本を読んだり物件を探したことがあり、その時点でも結局買わなかった。独立して2年しか経っていなかったし決算書の利益もほとんど出ていなかったから借り入れができなかったのだ。今思えばそれが良かった。

当時の同僚は郡山市に3千万円くらいの家をバンバン買っていたが、おそらくローンはまだ3分の2以上残っているだろう。震災のダメージも修復しなければならないし、市場は動いていないから売るにも売れない、そして固定資産税は毎年払わなければならない。

今思えば、何故あの頃、皆「家を買わなければ一人前じゃない」という精神状態になっていたのだろうか・・・。マスメディアにどっぷり漬かって洗脳された状態になっていたとしか考えられない。だって、みんな今は気づいているはず「本当は家を買う必要なんて、無かったんじゃないか?」って。

30代で35年ローンで家を買うと、例えば木造家屋なら、支払い終える頃には家は無価値になっている。不動産賃貸のサイトを見ればわかる。築30年以上のボロボロの貸家がいくつも出ているから・・・。そしてまともな家賃はつかず、たいていは借り手もいない。

震災と放射能被害で気づいたが、先々どの時点で何が起きるかは誰にもわからない。長期の借金はそんな時、逃げる自由も職を変える自由も奪ってしまう。あの当時はそんなことあまり考えていなかった。そして、ローンの支払いは初めは金利が大半なのに、家は買った瞬間から劣化していく。支払いと資産価値は10年以上も不均衡が続くという矛盾がある。よく考えればとてもリスキーなことなのに、そのことにも無自覚だった。

今、世の中でなんとなく「当たり前」と思っていることをもう一度よく考えなければならない。そしてマスコミで報道されていることが必ずしも正しくないことも。





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来週から複数の学校でSPI対策講座を依頼されています。

本来の私のプログラムには無いメニューなのですが、どうしてもということでお受けして準備しています。

3年前に東北大学で「筆記試験対策講座」の講話をしたのですが、どう考えても彼らのほうが私より「筆記試験」は得意そうだった(苦笑)ので、ハウツーではなく「なぜ企業が筆記試験を使うのか」に焦点を当てて説明しました。SPIの話はそれ以来です。

最近のSPI2は昔と比べて変わったかといえばそれほど変わらないと思います。確かにテストセンターやWEB受験といった「やり方」は大きく変わりました。でも問題集を久しぶりにやってみて、ああ、本質は変わらないのだなあと思いました。

SPIは、正確性や要領の良さ、基礎学力などが出るとは思います。しかしこれだけ対策本が出回り、問題設定が研究され尽くしてきていると、そこだけがポイントではないこともわかります。大体、SPIの出来と仕事の能力がリンクするとは企業だって考えていません。ということは、企業の狙いは何か・・・。多くの応募者をふるいにかけるという機能の背景にはもう一つポイントがあると思います。来週の講話の結論なのでここには書きませんが・・・。

学生には「1ヶ月だけ1時間早起きして、せめて問題集を1冊じっくりやってみい」、と言っておこうと思います。

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「若者の雇用と職場定着講演会」明日から福島、郡山の2会場で始まります。


若者の雇用と職場定着講演会

私は2部のパネル討論に出る予定ですが、いつもここのイベントではぶっつけ本番で参加しています。打ち合わせしてシナリオどおりに話すとうまく伝わらないからです。

高校、大学での講演でも、予定していた話をしなかったことがよくあります。会場へ行って参加者の顔を見て内容を変えたりするのです。「何で?」って聞かれてもうまく説明できないのですが、顔や雰囲気で聞きたいことが何となくわかる気がするのです。

明日はどうなるのかとても楽しみではあるのですが、テーマはとても重いテーマです。この時期、この状況の福島で何を伝えられるのか・・・。

僕はこの末期の日本では、就職もサバイバルだと思います。福島の人たちは全国、いや世界で最も過酷なサバイバルの中でこの問題を考えています。かつて華僑やユダヤの人々、レバノン人が大陸を渡ったように、私は今まで内向きだった福島の人々が、この期にどんどん外を見て、外へ出ていって欲しいと考えています。事情は人それぞれでしょうが、故郷に貢献するやり方はひとつではないと思っています。

遅い夕食を今終えました。これから参加者の質問を見て明日の準備をします。ではまた明日・・・。
4年以内に70%という東大地震研の首都直下型地震の予測には驚きました。
しかしその後の京大の5年で28%の予測にも驚きました。
それなりの専門家集団が予測していながらこの結果の大きな違いは何を意味するのか。それぞれの制約条件の中で予測したものだからという言い訳がついているということに他なりません。何のために予測しているのか・・・と思ってしまいます。本当に国民を救いたいのならば共同で情報を交換し、より精度の高い共通見解を出せばいいのです。

ただ、必ず来る(それが明日かもしれない)ということは常に考えておくべきでしょうね。

そんなことを考えていたら良い記事がありました。学者の自己満足の地震予測などより、よほど役に立ちます。

大地震でも助かる方法

これは本当にそうですね。3・11の当日、倒壊した建物を横目に7時間かけて自宅に帰りましたが、この三角スペースは確かに空いていました。よく見たら地震のすぐ後にアップされていたのですね。本当に必要な情報は自ら取りにいかないと出会えないのですね。

本当に生きててよかった。これからの参考にします。ありがとうございます。