早いもので11月も折り返しですね。このところ穏やかな天気が続いていますが、今週から気温が下がるようです。体調管理に気をつけて過ごしたいものですね。
本日(16日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願いします。なお、今度の週末は日月連休になっているので、23日(日)、24日(月・振休)は営業し、連休明けの25日(火)にお休みをいただきます。
ここで音楽ネタでも。前回は番外編として来日公演中のOASISを取り上げましたが、再びジャズ系に戻って僕の大好きなピアニスト、エヴァンス先生こと、BILL EVANSのややマイナーなライヴ盤を取り上げてみます。
AT SHELLY’S MANNE-HOLE / BILL EVANS / RIVERSIDE
ジャズ・ピアノの巨人、BILL EVANSのキャリアは、レギュラー・ベース奏者によって4期に分けて捉えられることが多いですが、一般的に人気が高いのは、第1期のSCOTT LAFARO時代(1959~1961年)、第3期のEDDIE GOMEZ時代(1966~1977年)でしょう。LAFARO、GOMEZという饒舌なベース奏者たちに挟まれて、地味で控えめな存在になってしまっているのが第2期のCHUCK ISRAELS時代(1962~1966年)です。BILL EVANSのレギュラー・トリオは、ピアノ、ベース、ドラムスの三者が対等に音楽的対話を繰り広げる、いわゆるインタープレイを重視したピアノトリオであるため、メンバーによってEVANSのピアノ演奏のスタイルもかなり変化しています。1961年、EVANSにとって理想的な相方だったLAFAROが交通事故で亡くなり、しばらくの間、ピアノを弾けないくらい打ちひしがれていたEVANSですが、ソロやデュオなどの試行錯誤を経て、1962年、新たなベース奏者、CHUCK ISRAELSと出会ったことで、再びピアノトリオに向き合うことができたわけです。饒舌にグイグイと切り込んでくるLAFAROやGOMEZと比べると、ISRAELSのベースは控えめで堅実な印象がありますが、そのぶんEVANSのピアノが引き立つという面もあり、僕が最も好きなのはLAFARO時代でもGOMEZ時代でもなく、繊細で美しく音が病んでいる、この時期のEVANSです。前置きが長くなりましたが、本作は、第2期トリオ、BILL EVANS(ピアノ)、CHUCK ISRAELS(ベース)、LARRY BUNKER(ドラムス)によるピアノトリオ編成で、1963年の録音であります。ISRAELSと組んでから1年が過ぎているため、EVANSのピアノとも馴染んでおり、同じく堅実なBUNKERのドラムスとも相まって、全体的に落ち着いた心地よい雰囲気のライヴ演奏になっています。曲目を見ると、ゆったりとした「ISN’T IT ROMANTIC」で始まり、お得意の3拍子「THE BOY NEXT DOOR」、BUNKERのドラムスが聴きどころの「SWEDISH PASTRY」、「LOVE IS HERE TO STAY」、ISREALSの長めのベース・ソロが聴ける「STELLA BY STARLIGHT」、「ALL THE THINGS YOU ARE」など、スタンダード曲が目白押しです。個人的に最も好きなのは「WONDER WHY」で、出だしの美しさは特筆ものです。繊細なEVANSのピアノのシングルトーンで始まり、続いて美しいコードがそっと添えられ、ISRAELSのベース、BUNKERのブラシが加わってくる一連の流れがとても好きです。本作はジャケットも中身も地味なので、LAFARO時代の「WALTZ FOR DEBBY」や「SUNDAY AT THE VILLAGE VANGUARD」などと比べるとマイナーではありますが、じっくりと聴くほどに味わいが出る、素晴らしいアルバムですよ。
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107




























