9月も残りわずかとなりました。この週末は、ビールまつりをはじめ、いくつかのイベントが開催されているようで、いよいよ秋だなぁという感じがしますね。
本日(28日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願いします。なお、来週の日曜日(10月5日)もお休みをいただきます。
何度か載せていますが、★今後のお休みについて(2025年8月~)★
基本的に日曜日はお休み、日月が連休の場合は営業して火曜日にお休み、に働き方改革してみます。今後ともよろしくお願いします(ブログ記事、インスタグラムにて、お休みをお知らせしています)。
ここで音楽ネタでも。今回は、9月生まれの天才ピアニスト、BUD POWELL(バド・パウエル)の超人気盤を取り上げてみたいと思います。
THE SCENE CHANGES / BUD POWELL / BLUE NOTE
モダンジャズにおけるピアノの概念を根本的に変えてしまい、その後のあらゆるピアニストたちに大きな影響を与えた天才ピアニスト、BUD POWELLをリーダーに、PAUL CHAMBERS(ベース)、ART TAYLOR(ドラムス)という手堅いリズム隊を加えたピアノトリオ編成で、1958年の録音であります。まず、BUD POWELLのピアノ奏法について。右手はシングルトーン(単音)で管楽器的なメロディを奏で、左手は基本的にコード(和音)を押さえる、というモダンジャズにおけるピアノ奏法の基本を確立したのが、このBUD POWELLです。そして、この奏法と深く関わっているのが、ピアノトリオの編成の変化です。ピアノトリオというと、現在ではピアノ、ベース、ドラムスの組み合わせが大半ですが、POWELLが登場した1940年代頃はピアノ、ギター、ベースの組み合わせが主流でした。そのため、ピアノも左手でリズムを刻むことが多く、ルート音とコード(和音)を交互に弾いてリズムを刻む、ストライド奏法が一般的でした。それがピアノ、ベース、ドラムスのトリオ編成になると、ベース、ドラムスにリズムを任せることができるので、ピアニストがリズムを刻む必要がなくなり、ピアノの奏法、とくに左手の役割が変わってきたわけです。ということで、POWELLはモダンジャズのピアノ奏法の基本を確立し、現在のピアノトリオというフォーマットの普及にも一役買ったわけで、後のあらゆるジャズ・ピアニストたちに大きな影響を与え続けています。僕の大好きなBILL EVANSも「芸術面での完璧さ、唯一無二の創造性、生み出した作品の偉大さといった点をふまえてミュージシャンを一人だけ選べと言われたら、私はBUD POWELLを選ぶ」と語っているほど大きな影響を受けており、とくにキャリア初期はPOWELL色がとても強く感じられます。やたらと長くなってしまいましたが、本作の収録曲について。全曲がPOWELL自身による作曲で、マイナー調でアップテンポの曲が多いですが、何と言っても冒頭の超有名曲「CLEOPATRA’S DREAM」のインパクトがすごいです。あの魅惑的なメロディを唸りながら鬼気迫る様子で弾いているのですが、魂を込めているというか、命を削っているというか、とにかくグッとくるのですよ。他にも「DUID DEED」、「DOWN WITH IT」、「DANCELAND」など、耳に残るマイナー調の曲が並ぶ中、5曲目の「BORDERICK」はメジャー調の短い曲ですが、合間のいいアクセントになっています。MILES DAVISバンドのベース奏者でもあるCHAMBERS、そして多くのセッションに駆り出されて活躍していたTAYLORによるリズム隊も、とても堅実で耳に心地よいです。本作は屈指の人気盤ではありますが、BUD POWELLのキャリア的には全盛期は過ぎており、コアなファンの間では評価が分かれるアルバムでもあります。とはいえ、「CLEOPATRA’S DREAM」だけでも聴く価値はありますし、ジャズ・ピアノの入門にも最適な1枚ではないかと思いますよ。
先日、お彼岸も終盤になってしまいましたが、母のお墓参りに行ってきました。生きていると日々いろいろありますが、心穏やかに過ごしていきたいものですね。
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107



























