9月も残りわずかとなりましたが、厳しかった残暑もようやく落ち着いて、過ごしやすい陽気になってきましたね。半期末で人が動く時期でもあり、引っ越してしまう方々もいますが、新規のお客さんにも期待したいところです。
本日(29日)は、久しぶりにお休みをいただきます。このところ3週間連勤が続いており、疲れがかなり溜まっているので、心身をゆっくり休めたいと思います(とは言え、買い出し、近所づきあいで終わるのですが)。なお、来週の日曜日(10月6日)は、通常営業する予定であります。
ここで音楽ネタでも。昨日(9月28日)は、ジャズの帝王とも呼ばれたトランぺッター、MILES DAVISの命日でもあったので、MILESのアルバムを紹介してみたいと思います。MILESが結成した初めてのレギュラー・バンド、第1期クインテットについては、以前、1作目のアルバム「MILES」(prestige)を取り上げましたが、今回は僕が最も好きな3作目を取り上げてみたいと思います。
RELAXIN’ / MILES DAVIS / PRESTIGE
1955年、キャリアが10年に達していたMILES DAVISは、大手レーベルのcolumbiaとの契約を果たし、その肝いりもあって自身初のレギュラー・バンドを結成しようと決意しました。メンバー集めに奔走した結果、腕利きを揃えた鉄壁の布陣を誇る第1期クインテットが誕生し、当時所属していたprestigeレーベルに「小川のマイルス」とも呼ばれる1作目「MILES」を吹き込みましたが、新たに契約したcolumbiaに移籍するにあたってはprestigeとの契約を消化する必要があり、翌1956年、アルバム4枚分を2日間で吹き込むというマラソン・セッションが行われました。こうして吹き込まれた全25曲は、prestigeレーベルから、「COOKIN’」、「RELAXIN’」、「WORKIN’」、「STEAMIN’」のタイトルで4枚に分けて発売されましたが、今回紹介する「RELAXIN’」は、ING4部作のなかでも最も選曲がよく演奏も秀逸で、「COOKIN’」と並んで屈指の人気を誇る1枚です。三角形を組み合わせてデザインされた、くつろいでいる女性のジャケットもお洒落ですよね。あらためてメンバーを見ると、MILES DAVIS(トランペット)、JOHN COLTRANE(テナー・サックス)、RED GARLAND(ピアノ)、PAUL CHAMBERS(ベース)、PHILLY JOE JONES(ドラムス)による鉄壁のクインテット編成(すごい面子ですね!)で、1956年の録音であります。曲目を見ると、まず何と言っても、冒頭の「IF I WERE A BELL」でしょう。GARLANDが奏でるイントロのチャイム、ハーマン・ミュートを使ったMILESの繊細なトランペット、続いて、COLTRANEの爆発的なテナー、GARLANDのコロコロ転がるようなピアノ、そしてバックで堅実に支えるリズム隊の2人、少し後のりのCHAMBERSのベース、正確かつパワフルなPHILLY JOEのドラムス、何度聴いても完璧な構成で素晴らしいです。バラード曲「YOU’RE MY EVERYTHING」では、繊細なMILESと力強いCOLTRANEとの対比が際立ち、また、GARLANDお得意のブロックコードも堪能できますし、アップ・テンポで奏でられる「I COULD WRITE A BOOK」、「OLEO」では、正確に刻み続けるリズム隊が耳に心地よいです。また、曲間に挟まれる会話も「RELAXIN’」というタイトル通りのリラックス・ムードを醸し出すのに一役買っているように思います。個人的にはMILESはこの時期が好きなので、ING4部作の残り3枚、その他のアルバムも、またの機会に紹介してみたいと思います。
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107

















