9月の第1週が終わりました。日中はまだ暑い日が多いですが、朝晩は多少涼しくなってきたので、これから飲み歩く人たちが増えてくれることを願いたいです。また、下半期に向けて人が動く時期だからか、豊田のお店を開拓中という新規のお客さんが普段より多いように感じます。豊田では、当店も含め様々な個人店も頑張っているので、ぜひお気に入りのお店を見つけて定着してほしいものです。
本日(8日)は、久しぶりにお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願いします。なお、今度の週末は世間的には連休ですが、15日(日)、16日(月・祝)、ともに通常営業する予定であります。
さて、ここで毎月恒例、8月末締めの当店での人気ランキングを見てみたいと思います。今回は、大きな動きはありませんでした。
それでは、さっそく・・・。
1位 タンカレー
2位 ジョニーウォーカー
3位 角瓶
4位 サンデマン
5位 オールド
6位 ブラックニッカ
7位 アップルワイン
8位 ラフロイグ
9位 スーパーニッカ
10位 響
11位 バランタイン
12位 アードベッグ
13位 プリマス
14位 エギュベル
15位 タリスカー
16位 バッファロートレース
17位 カティサーク
18位 カリラ
19位 ラガヴーリン
20位 ヘイマン
21位 ヘネシー
22位 ゴードン
23位 ブッシュミルズ
24位 竹鶴
25位 ビーフィーター
26位 山崎
27位 ボウモア
28位 グレンファークラス
29位 白州
30位 キャプテンモルガン
画像は、左から、ブラックブッシュ、ラガヴーリン16年、田苑ブラウン・No.2。「ブラックブッシュ」は、最古のウイスキー蒸溜所としても知られるアイルランドの名門、ブッシュミルズのプチ上級品です。モルト原酒、グレーン原酒を合わせたブレンデッド・ウイスキーですが、モルト原酒の比率が80%と高く(一般的なブレンデッド・ウイスキーは50%以下が多い)、主にシェリー樽で7年程熟成を施しています。口あたりもやわらかく、程よいシェリー感が楽しめるので、当店でも根強い人気があります。
「ラガヴーリン16年」は、スコットランド西部に浮かぶアイラ島産のシングルモルト・ウイスキーで、「アイラの巨人」とも称えられる銘酒です。アイラもの独特のスモーキーさ、ヨードっぽさもありながら、シェリー樽も併用した長期熟成による香り高さ、まろやかさもあり、強烈な個性派が揃っているアイラ・モルトの中では上品な印象があります。ラベル下部に「炎は消え、温もりが残る」という一節がありますが、ラガヴーリンらしさを見事に表していますよね。
「田苑ブラウン・No.2」は、鹿児島県の田苑酒造製のオーク樽熟成麦焼酎です。焼酎には光の透過度の規定があるので、樽熟成によって濃くなった原酒も、濾過して色を抜かなければならず、その際に樽熟成由来のいろいろな成分も失われてしまいます。そこで、この田苑ブラウンは焼酎であることを放棄してリキュール扱いとなることで、長期間のオーク樽熟成によって得られた風味をそのまま活かせるように、濾過せずに瓶詰めされており、まるでウイスキーのような濃い液色、味わいが楽しめる1本となっています。実験的に造られた初代の田苑ブラウンに続くNo.2は、2種類の樽を使って熟成を施しているそうですが、原酒を途中で詰め替えるダブル・マチュアードなのか、2種類の原酒をブレンドするダブル・カスクなのか、どちらなのかは不明です。
初代の田苑ブラウン。見た目もウイスキーっぽいので、バックバー(酒棚)に並べても全く違和感がありません。田苑ブラウン・シリーズは、リキュール扱い樽熟成焼酎の先駆け的な商品ですが、No.3のミズナラを最後に発売されていないので、また生産してほしいものです。
今回のランキングでは、ほとんど動きがありませんでしたが、上位陣では、ジョニーウォーカーと角瓶の差が再び詰まってきたので、今後に注目です。また、15位前後のエギュベル、タリスカー、バッファロートレースは僅差なので、近々入れ替わりがありそうです。
おまけ①。
近所の喫茶店「BEATRICE(ベアトリーチェ)」の看板猫の一匹、ケビン(白黒のやんちゃな方)。先日、店に来て3周年を迎えたそうですよ。華奢な子猫だったのがこんなに大きくなって。看板娘(猫)のレイチェル(虎)ともども、いつもほっこり癒されています。
おまけ②。
その後の鉢植え。いつもの花屋「フローリスト鹿島」さんにて、母の日商戦の見切り品だったカーネーションですが、お世話を続けていたら、4ヶ月近く経っても再び一輪咲いてくれて何だか嬉しいです。
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107