3月がスタートしました。年度末ということで、異動、転職、引越など、人の動きが多い時期でもあるので、寂しい別れもありますが、新たな出会いも楽しみにしています。最近、来てくれた新規のお客さんたちも、ぜひ定着してほしいものです。
本日(3日)は、日曜日ですが当店は通常営業しています。天気もよさそうですし、お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(10日)は、お休みをいただく予定であります。
ここで、毎月恒例、2月末締めの当店での人気ランキングを見てみたいと思います。今回は久しぶりに上位陣に動きがありましたよ。
それでは、さっそく・・・。
1位 タンカレー
2位 ジョニーウォーカー
3位 角瓶
4位 サンデマン
5位 ブラックニッカ
6位 オールド
7位 アップルワイン
8位 ラフロイグ
9位 スーパーニッカ
10位 響
11位 プリマス
12位 タリスカー
13位 アードベッグ
14位 バランタイン
15位 エギュベル
16位 バッファロートレース
17位 カティサーク
18位 カリラ
19位 ラガヴーリン
20位 ヘイマン
21位 ヘネシー
22位 ゴードン
23位 ブッシュミルズ
24位 ビーフィーター
25位 山崎
26位 ボウモア
27位 竹鶴
28位 グレンファークラス
29位 キャプテンモルガン
30位 ローヤル
画像は、左から、ビーフィーター24、アードベッグ10年、白角。「ビーフィーター24」は、ドライ・ジンの三大銘柄のひとつ、ビーフィーターの上級品です。薬剤師で茶商でもあった創業者、ジェームズ・バロー氏にインスピレーションを得て、ボタニカル(香味づけの材料)としての茶葉に着目し、日本の煎茶、中国緑茶も使って香味づけしています。最近流行りの国産クラフトジンでは多くの銘柄が茶葉を使っていますが、昔からある海外のジンで茶葉を使っているものは珍しく、このビーフィーター24が先駆けなのではないかと思います。とはいえ、お茶感が前面に出ているわけではなく、加水して常温で飲むと、ほのかに感じられる程度で、全体的にバランスの取れた仕上がりです。
「アードベッグ10年」は、スコットランド西部に浮かぶアイラ島産のシングルモルト・ウイスキーで、強烈な個性ゆえに好き嫌いは分かれますが、アードベギャンと呼ばれる熱烈なファンが多いことでも知られています。ピートを強く焚き込むことで、まるでヨードチンキのような香りと味わいになっていますが、精留器のおかげで意外にも口あたりはやわらかいです。数多くのアイラものの中でも、当店でも安定した人気があります。
「白角」は、サントリーの誇る大定番ウイスキー、角瓶の兄弟銘柄のひとつで、白いラベルが目印です。他の多くのサントリー製品とは異なり、白州モルト、知多グレーンのみで構成(山崎モルトを含まない)されており、白州寄りのさっぱりした味わいになっています。数多くあった角瓶兄弟のなかでも、通常の角瓶(いわゆる黄角)に次いで歴史の古い銘柄でしたが、残念ながら2019年で終売となってしまいました。その後、2022年に限定で再販されましたが、以前とは味わいが異なっていて、ちょっと残念でした。現在、当店で提供しているのは、2019年で終売になった方のボトルです。
今回のランキングでは、最近、盛り返しつつあった角瓶がひとつ順位を上げてきました。参考までに、当店の角瓶ラインナップは、こちら。
左から、角瓶、白角、角瓶・復刻版(発売当時の味わいとラベルを再現した限定品)、プレミアム角瓶(モルト比率が高く、熟成も長めの豪華版、2016年で終売)。角瓶党のみなさん、いろいろお楽しみくださいね。
そして、このところ勢いがありませんが、ジョニーウォーカー党、サンデマン党のみなさんも頑張ってください(笑)。
個人的な話になりますが、昨日(3月2日)は、母の三回忌でした。あれから2年が過ぎたわけですが、どうすることが正しかったのか、何かできることがあったのではないか、未だにいろいろな思いが巡ります。ずっと悩み続けることは母も望んでいないと思いますし、これからも元気に店を続けてほしいと願ってくれていたので、前を向いて頑張っていきたいと思っています。みなさま、今後ともよろしくお願いします。
昨日は、母が好きだったカーペンターズをかけながら営業しました。母の命日の3月2日は、カレン・カーペンターの誕生日でもあります。偶然ですが、何だか感慨深いですよ。
「THEIR GREATEST HITS」 (A&M)
リチャードのピアノ、カレンのヴォーカル、いつ聴いても素晴らしいですね。
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107