Bar BAKER 第30回オールド&レア・ボトル会。 | 「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

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日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
おひとりさま、初めての方、女性の方も、お気軽にどうぞ。

3月も下旬に入りましたが、相変わらず、コロナ騒動に振り回される日々です。トイレットペーパーやティッシュペーパーは、ある程度、流通するようになりましたが、マスクや消毒用アルコールは品切れ状態のままです。いつになったら解消されることやら・・・。

 

先週は、近くにある会社からコロナの感染者が2人出た影響もあり、当店のある豊田では目に見えて人通りが減り、飲食店も大打撃を受けています。当店も、ボトル会を開催した昨日を除き、壊滅的な状態でした(泣)。イベント、ライヴ、外出、宴会などの極端な自粛が長引きすぎると、サービス業全体が立ち行かなくなってしまいます。苦しい日々ですが、うがい、手洗い、消毒などを徹底しつつ、何とか乗り切っていかなくては・・・。みなさま、何卒、応援よろしくお願いします。

 

本日(22日)は、3連休の最終日ですが、当店は営業致します。晴れて暖かくなりそうですし、お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(29日)は、お休みをいただく予定であります。

 

昨日(21日)は、当店にて、「第30回オールド&レア・ボトル会」を開催しました。こんな状況の中、参加してくれたみなさま、ありがとうございました。この会は「ひとりではなかなか開けられない昔のボトルや珍しいボトルを思い切って開けて、皆で雑に飲もうよ」という趣旨で、基本的に毎月開催しています。今回は残念ながら定員が埋まりませんでしたが、遅い時間には飛び入りの方々もいました。こういったイベントを通して、お客さん同士、当店や僕も含めて、いろいろなつながりが生まれたり深まったりしてくれたら、とても嬉しく思います。

 

今回は「30回目&Hくんを偲ぶ」の会でした。早いもので、この会も30回目なんですね。そして、この会の初期メンバーでもあったHくん・・・。突然の別れから今月で2年になりますが、参加者の皆にも、彼に献杯してもらいました。

 

 

画像は、左から、ローヤル’60・特級、アンティクァリー12年・旧ボトル、モートラック21年・GM蒸溜所ラベル、アルケミエ・薄荷ジン。「ローヤル’60・特級」は、サントリー創業者、鳥井氏が手掛けた最後の銘柄で、かつては日本の高級ウイスキーの代名詞のような存在でした。「酉」の字を象ったボトルや「鳥居」を象った栓も目を惹きますね。同社の創業60周年と発売年(1960年)を示す「’60」が大きくデザインされたラベル、住所地などから、1979~80年頃のボトルと推測されますが、状態もよく、当時の山崎モルトが感じられるような深い味わいでした。級別制度が廃止された後、1990年代の「SR」表記ボトルと比べると、全体的な完成度では劣っているように思いますが、これはこれで美味しかったです。なお、この「ローヤル」はHくんが好きだったので、彼を偲ぶ意味で開栓しました。

 

「アンティクァリー12年」は、ダイヤモンドカットを施したボトルも素敵なブレンデッド・スコッチです。銘柄名は「好古家」の意味で、サー・ウォルター・スコットの小説に由来しているそうです。スコットランドのカレドニアン・ホテルなどの文壇バーでは、文学を好む人たちに古くから親しまれてきたそうですが、生産中止になり、長らく幻の銘柄となっていたものの、1996年、トマーティン社により復刻されて、現在に至ります。ロット・ナンバーなどから、1996年の復刻初期ボトルと推測されますが、状態もよく、素朴ながらもバランスの取れた上品な味わいでした。トマーティン、クラガンモア、ロイヤル・ロッホナガー、モートラック、グレンキンチー、ボウモアといった人気蒸溜所のモルト原酒を豊富に使っており、その面影を探してみるのも興味深かったです。

 

「モートラック21年・GM蒸溜所ラベル」は、老舗のボトラーズ(瓶詰業者)、ゴードン&マクファイル社の蒸溜所ラベル・シリーズのひとつで、スコットランド北部、スペイサイド地方にあるモートラック蒸溜所のモルト原酒を詰めたものです。独自の2回半蒸溜によって造られる複雑な味わいの原酒を、リフィル(2度以上使用)・シェリー樽で21年もの長期熟成を施しており、品の良いシェリー感の奥に様々な風味が感じられました。

 

「アルケミエ・薄荷ジン」は、岐阜県にある辰巳蒸溜所製のクラフト・ジンで、ボタニカル(香味づけの材料)に薄荷を使用しています。1月にあった「名古屋ウイスキー・ラバーズ」向けの限定ボトルで、お客さんが買ってきてくれたものです。銘柄名は「錬金術師」の意味で、薬瓶のようなボトルも印象的ですね。いわゆるドライ・ジンとは異なる独特な個性があり、口あたりはやわらかでしたが、初めて飲む味わいでした。ジン・トニックとして飲むと、一味違った感じで美味しかったです。

 

今回も貴重なボトルが揃い、それぞれ楽しむことができました。ボトルを持ち込んでくれたFさん(差し入れも!)、Uさん(いつもながら女子力の高い(男だけど・・・)チーズケーキも美味しかったです)、差し入れをいただいたNさん、Kさん、ありがとうございました。楽しい会が続いているのは、皆の好意のおかげです。いつもありがとうございます。

 

また来月も企画するので(4月は開業月なので、8周年記念豪華版)、興味のある方は、ぜひご参加くださいね。もし定員が埋まっていても、遅い時間などに誰かが帰って空席ができれば参加できますので、お問い合わせください。

 

最後に・・・。ここ2日の暖かさで、近くの公園の桜が開花したので、お花見気分をお裾分けです。世の中が少しでも明るくなるといいなぁ・・・。

 

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107