9月の第1週が終わりました。いまひとつ活気のない日々が続いていますが、よい流れに戻ってほしいものです。本日(8日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願い致します。今夜から明日の朝にかけては、関東地方に台風が接近する予報となっているので、十分に気をつけたいですね。なお、来週の日曜日(15日)、月曜日(16日・祝日)の連休は、営業する予定であります。
さて、今回はCHET BAKERのアルバムを紹介してみたいと思います。1950年代前半にソロとして独立した頃の相棒、RUSS FREEMAN(ピアノ)との共演を集めた1枚であります。
「MOON LOVE」 (blue moon)
CHET BAKER(トランペット、ヴォーカル)、RUSS FREEMAN(ピアノ)の2人を中心に、CARSON SMITH(ベース)、LARRY BUNKER(ドラムス)、もしくは、BOB NEEL(ドラムス)を加えたカルテット編成(リズム隊は曲によって違いあり)で、1953~1954年にかけての録音であります。前年の1952年、GERRY MULLIGAN(バリトン・サックス)と組んだピアノレス・カルテットのトランペット奏者としてブレイクしたCHETは、翌53年、ソロとして独立して自身の初リーダー作「CHET BAKER QUARTET」(pacific jazz)を吹き込みました。翌54年には、RUSSを含むレギュラー・カルテットを率いて、スタンダード曲を中心にトランペット、ヴォーカルの両方に取り組んだアルバム「CHET BAKER SINGS」(pacific jazz)を吹き込み、トランペット奏者としてだけでなく、ヴォーカリストとしても成功を収めました。本作では、初リーダー作「QUARTET」、2作目「QUARTET feat. RUSS FREEMAN」、「SINGS」の3枚のアルバムを中心に22曲が選曲されています。記念すべき、初リーダー作の1曲目の録音「ISN’T IT ROMANTIC」や「EASY TO LOVE」、「WINTER WONDERLAND」などのスタンダード曲から、「MAID IN MEXICO」、「BAND AID」、「HAPPY LITTLE SUNBEAM」といったRUSSの書いたオリジナル曲など、ミドルからアップ・テンポの楽しげな曲が多いです。またCHETの生涯の愛奏曲となった「MY FUNNY VALENTINE」や「I FALL IN LOVE TOO EASILY」といったバラード、「BUT NOT FOR ME」、「LOOK FOR THE SILVER LINING」など軽快なミドル・ナンバーなど、ヴォーカル曲も8曲収録されており、インスト(器楽)曲の合間にヴォーカル曲がいい具合に入ってきます。CHETのソロ・キャリア初期のトランペット、ヴォーカル、そして相棒のRUSSとの共演を1枚で堪能できる、興味深い1枚でありますよ。
みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107
