Bar BAKER お気に入り盤紹介258。 | 「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

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日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
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1月も残り少なくなりましたが、寒い日が続いているせいか、相変わらず活気のない日々です。よいかたちで締めくくって来月につなげていきたいものです。本日(27日)は、日曜日ですが当店は営業致します。寒いものの天気はよさそうなので、お時間がございましたら、一息つきに来ませんか? お待ちしております。なお、来週の日曜日(2月3日)も、営業する予定であります。

 

さて、今回はCHET BAKERのレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、晩年のレギュラー・メンバーとして歩むことになる若手たちとの初期の共演を収めたライヴ録音であります。

 

 

「LIVE AT LE DREHER CLUB 1980 WEDNESDAY CONCERT」 (jazz lips)

 

CHET(トランペット、ヴォーカル)、NICOLA STILO(フルート)、KARL RATZER(ギター)、RICCARDO DEL FRA(ベース)、AL LEVITT(ドラムス)によるクインテット編成で、1980年の録音であります。このライヴの少し前、レギュラーとして活動していたDENNIS LUXION(ピアノ)が脱退し、その後任として、オーストリア出身のギタリスト、KARLが加入しました。しかし、当時のCHETが好んでいたドラムレス編成で演奏をするには経験が足りなかったこともあり、最初のうちはタイム感覚のキープのためにドラムスのLEVITTを加えて演奏したようです。本作の2日後のライヴの模様を録音した「LIVE AT LE DREHER CLUB 1980 FRIDAY CONCERT」(jazz lips)という続編もあり、そちらではドラムスのLEVITTを除いた、ドラムレス・カルテット編成の演奏を聴くことができます。本作の曲目を見てみると、「DEE’S DILEMMA」、「TEMPUS FUGIT」、「TUNE UP」などのバップ曲から、「LEAVING」、「IT NEVER ENTERED MY MIND」などのバラード曲まで晩年の愛奏曲が並んでいる印象ですが、ライヴ演奏ということもあり、どれも10分以上の長尺となっています。「THERE’LL NEVER BE ANOTHER YOU」、「I REMEMBER YOU」、「JUST FRIENDS」の3曲ではCHETの甘いヴォーカルも聴くことができますが、マイクの位置が悪いのか、遠すぎて聴き取りにくいです。とはいえ、CHETが亡くなるまで10年近くにわたってレギュラー・メンバーとして活躍することになるNICOLA、RICCARDOの2人との共演を長時間にわたって聴くことができるので、貴重な1枚です。NICOLAは、本作ではフルートのみ演奏していますが、ギター、ピアノもこなす多才な人で、後にCHETのレパートリーの全ての曲を全てのキーで、フルート、ギター、ピアノで演奏できるようになり、彼さえいれば、とりあえずライヴができるという、人間ジュークボックスのような存在になります。RICCARDOは、抜群のタイム・キープ感覚でドラムレス編成を得意とし、JEAN-LOUIS RASSINFOSSE(ベース)とともに晩年のレギュラー・ベース奏者として活動を共にすることになります。先にあげた続編も合わせて聴いてみると、彼らの習熟度合いが短期間で上がっているのがよくわかり、非常に興味深いですよ。

 

みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。

 

Bar BAKER

 

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107