来店される方へ、お知らせです。16日(月)~20日(金)にかけて、水道管の交換工事が入ります。店自体は通常営業致しますが、工事期間中は店内が多少手狭になるほか、天井や壁面などを崩して作業することになるので、ご不便をおかけすることがあるかもしれませんが、よろしくお願い致します。
さて、恒例のレコード紹介です。今回はCHET BAKERへ捧げられたレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、キャリアの初期にGERRY MULLIGAN(バリトン・サックス)と組んでいたピアノレス・カルテットへのトリビュートであります。

「’S WONDERFUL」 (tosky)
イタリアのMARCO GUIDOLOTTI(バリトン・サックス)をリーダーに、FRANCESCO LENTO(トランペット)、MARCO LODDO(ベース)、GIOVANNI CAMPANELLA(ドラムス)を加えたピアノレス・カルテット編成で、2014年の録音であります。同じ楽器編成で1950年代に一世を風靡したGERRY MULLIGAN QUARTETへのトリビュートとなっており、彼らのレパートリーも取り入れています。冒頭の「REUNION」は、GERRYとCHETが1957年の再会セッションで吹き込んだ曲ですし、ラストの「BERNIE’S TUNE」は、1952年のピアノレス・カルテットの初レコーディング曲です。MARCOのバリトンとFRANCESCOのトランペットは、テーマ部分のユニゾンやハモり、片方がソロを取っているときのバッキング演奏まで、息の合ったプレイを繰り広げています。GERRYとCHETの演奏は深くて優しい音色でしたが、MARCOとFRANCESCOは、やや力強く感じます。リズム隊について触れると、MULLIGAN QUARTETのドラムスはブラシで叩いている曲が多かったのに対して、本作のドラムスはスティックで叩いている曲も多いので、キレが良く力強いような印象を受けるのかもしれません。4曲入っているオリジナルのうち、「G & C」は、タイトルの通り、GERRYとCHETに捧げられた曲で、バリトンとトランペットによる軽快なハモりが印象的です。GERRY MULLIGANの書いた曲では、ピアノレス・カルテット解散後の1963年に吹き込んだ「NIGHT LIGHTS」を演っているのにも注目です。寂しげで美しいメロディが印象的な曲ですが、オリジナルではGERRYはバリトン・サックスではなくピアノを弾いていました。ピアノレス・カルテットで演奏していたら、本作のような感じになっていたのかもしれませんね。GERRY MULLIGANとCHET BAKER、2人の若き才能が火花を散らせていたころの演奏と、同じ編成である本作を聴き比べてみるのも、面白いですよ。
みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。
Bar BAKER
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107