Bar BAKER お気に入り盤紹介153。 | 「Bar BAKER(バー・ベイカー)」のブログ。

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日野市・豊田駅北口「Bar BAKER(バー・ベイカー)」店主のブログです。ウイスキー、ジン、カクテルなど、こだわりの洋酒と音楽。落ち着いた空間で、一息つきませんか?
おひとりさま、初めての方、女性の方も、お気軽にどうぞ。

秋の連休も終わり、9月も残りわずかとなりました。上期決算で忙しく過ごしている方も多いかもしれませんね。本日(27日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願い致します。なお、来週の日曜日(10月4日)は、営業する予定であります。

さて、今回はCHET BAKERへ捧げられたレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、CHETの晩年のレギュラー・メンバーとして活躍したフランス出身のピアニストと、同郷のピアニストの2人によるピアノ・デュオ編成の1枚であります。



「OISEAUX DE NUIT」 (le chant du monde)

フランス出身のMICHEL GRAILLIER(ピアノ)と、同郷のALAIN JEAN-MARIE(ピアノ)という名手2人の共演によるピアノ2台のデュオ編成で、1991年の録音であります。MICHELは、CHETの大親友であるJACQUES PELZER(アルト・サックス)の娘、MICHELINE PELZER(ドラムス)の夫であることからCHETと知り合い、CHETが亡くなるまでレギュラー・メンバーとして活躍しました。名前が似ているのでややこしいですが、MICHEL(ミシェル)が旦那さんで、MICHELINE(ミシェリン)が奥さんです。MICHELINEによると、CHETとMICHELはプライベートでも親しく、音楽上も親子のような関係で大きな影響を受けているそうです。MICHELが優れた演奏家であることを理解していたCHETは、彼に「君が素晴らしいことはわかってるよ。君は何も証明しなくていいんだ。そんなに派手に弾かないで、静寂を活かした演奏をしてみたら」と言い続けていたそうですが、その甲斐あってMICHELのピアノ・スタイルは饒舌さと繊細さを併せもったものに進化しました。CHETとの共演を聴くと、音楽的に深く共鳴しつつ、決してお互いの邪魔はしていないことがわかります。本作は、MICHELと、同郷の名手、JEAN-MARIEとのピアノ・デュオによるライヴ録音になっています。冒頭の「FUNK IN DEEP FREEZE」など、ピアノという楽器の特性上、2台同時に弾くと音が重なりすぎて喧嘩しているように聴こえる曲もありますが、タイトル曲でもある「NIGHT BIRD」(「OISEAUX DE NUIT」はフランス語で「夜の鳥」の意味です)は、落ち着いた雰囲気です。また、「HOW DEEP IS THE OCEAN」は、静かにコードを刻みながら始まり、もう1台が絡んできて徐々に盛り上がっていく流れが格好いいですよ。本作はライヴということもあって、やや粗削りな面もありますが、同じ面子でスタジオ録音も吹き込んでいるので、またの機会に紹介してみたいと思います。

みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。

Bar BAKER

日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107