秋も深まって、気温も下がってきました。疲れも出やすい時期ですから、みなさま、体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。本日(20日)は、当店はお休みをいただきます。また月曜日以降、お待ちしておりますので、よろしくお願い致します。なお、来週の日曜日(27日)は、営業する予定であります。
さて、今回はCHET BAKERへ捧げられたレコードを紹介してみたいと思います。今回の盤は、晩年のCHETも好んだドラムレス・トリオ編成による吹き込みであります。
「IN THE CHET BAKER MOOD」 (timeless)
TOM KIRKPATRICKというトランぺッターによるアルバムで、ANDREA POZZA(ピアノ)、BIBI ROVERE(ベース)とのドラムレス・トリオ編成で、1998年の録音であります。ドラムレス編成は全体のリズム・キープが難しいのですが、このトリオも無難にこなしています。TOMのトランペットは、晩年のCHETを思わせるような枯れた不安定な音色ですが、個人的には繊細さに欠ける面もあるように思います。POZZAのピアノは、音数を抑えたプレイで、バッキングに徹したときのコードの響きも美しく、もしCHETと共演できていたら、きっと相性がよかったのではないかと思われます。収録曲をみると、「LINE FOR LYONS」や「THIS IS ALWAYS」などの定番曲に加え、CHETのレパートリーとしては珍しい「DEEP PURPLE」を吹き込んでいます。ここでエピソードをひとつ。TOMは若いころ、CHETに会いに行ってトランペットの指導をお願いしたことがあるそうですが、そのとき「レッスンの必要はない。3つ、アドバイスをあげるよ」と言われたそうです。そして、「まず1つめに、頭の中に演奏したい音楽を作り上げること、2つめに、その音楽をどのように自分の楽器で表現するか考えること、3つめに、実際に楽器で表現する際に決して妥協しないこと」という3点をアドバイスされたそうです。CHETの根底にある音楽観が伺える興味深い話ですね。
みなさま、ぜひ「BAKER」へお越しくださいませ。初めての方もお気軽にどうぞ。お待ちしております。ただいまサービス券も限定配布中なので、よろしくお願い致します。
日野市多摩平1-5-12 タカラ豊田ホームズ107
