なせ男たちはタイに行きたいのか?
シワカ・コマラパさんは、娼婦の子で、ゴミ捨て場に捨てられた孤児です。
そこにマガダ国の王子が通りかかり、部下に「行きてるのか?」と聞くと、「行きています」(シワカ)と答えたので、ファーストネームがシワカとなりました。
王子が養子にしたので、王子に育てられたという意味で、ラストネームは、コマラパとなりました。
マガダ国のシャージャグリハは、男たちが行きたい街です。
美人の娘たちを集めた娼館が有名だったからです。
これはビンビサーラ王の、インバウンド誘致の戦略でした。
それで、各国の貿易商たちが、必ずこの街を通り、国が栄えました。
娼館の美人たちも、王が公募し、選抜しました。
国で一番の美人サラワディーには、当然のごとく、がまんできない男ビンビサーラ王のお手つきとなり、いつか妊娠してしまいます。
男の子の場合は、男系のY遺伝子はゆくゆくやばいですから殺処分される運命です。
それで、ゴミ捨て場に捨てられたのです。
運よく誰かに拾われれば生きる望みがあります。
シワカ・コマラパは、その養子の名前故に、王宮で悪ガキにいじめられます。
2500年前からいじめっ子がいました。
ある時、独立心の強いシワカは、家出してタキシラの医学学校に、お手伝い兼学生としてなんとかもぐりこみます。
当時タキシラ(現在パキスタンの地)は、芸術文化が栄え医学も最も発達していいた街でした。
タキシラのアートレーヤ学派の医学をまとめた「チャラカ・サンヒター」はインド伝統医学のアーユルヴェイダの医学書です。
タイ伝統医学が、タイユルヴェーダと呼ばれるのは、何もタイの国がゆるユルだかでなく、このように同じ木の枝だからです。
シワカの卒業試験は、4日間森に入って、薬草にならない植物を摘んでこいというものでした。
4日後、殻の入れ物を持って帰ってきたシワカは、「薬草にならない植物はありませぬ」といって、14年間の医学課程を、すっ飛び級で、7年で卒業しました。
本題がそれましたが、タイは、昔はセックスツーリズムの国でした。
今は豊かになり、セレブをターゲットにした医療ツーリズムを奨励している上品な国なりました。
高級スパもあり、女たちもタイに行きたいです。
ただ、世界の男たちは昔のイメージをもとめて集まって来ます。
ニーズのあるところには、必ず供給があります。
そして歓楽街の警察署長のポストは、億という値段で取引されていると聞きます。
短期間で取り返せて黒字になるくらい裏金が入るからです。
2500年前から、いじめっ子はいたし、男たちもこんな感じでした。
これからも永久に変わらないと思います。
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