タイのお初のスコータイ王朝(1240-1438年)の第三代目のラーマカムヘン王(1279-1298年)は、今のわけのわからんタイ文字を発明した王様です。
部下の面倒見の良い中小企業のおっさんのような愛情あふれる王で、タイでは、父のような理想の王様像とされています。
悩みのある住民の与太話を聞き、「かまへん、カムヘン、何でも言ってこいや」と言ったかはしりませんが、遠山の金さんのように公平に悪を裁きました。
その頃の様子は、ラーマカムヘン碑文に記録されていて、王は、法律や商業的利益でなく、個人的友情関係を重視し、近隣国のランナータイ王国(チェンマイ)のメンライ王や、パヤオ王国のガムムアン王ともダチ関係で、友情同盟を結んでいました。
実は、ランナータイ大国のチェンマイの街も、いろいろ相談して、3人の文殊の知恵でくつられ、3人の王様像はチェンマイのシンボルになっています。
みんなおんなじ人に見えますが、左がラーマカムヘン王、左がガムアン王、真ん中がメンライ王です。
この石碑には、ラーマムヘン王が、ハーブの丘を作って、そこに薬草になるタイハーブを植え、具合の悪くなった庶民が、自由にハーブを摘んて、家に持って帰るような無料の国民皆医療システムを作りました。
スコータイ王国は、ラーマカムヘン王が退くと、急速に衰退しました。
王様も人としての資質が大事なんですね。
スコータイ県キリマート郡のハーブの丘(เขาสรรพยา หรือเขาหลวง)です。
コロナ禍は、おうちでタイハーブを勉強し、コロナあけには、スコータイ観光に言ってみますか?
ちなみに、若い頃からしばしばタイに遊びにくる(ナマズの研究)秋篠宮殿下と、今のタイのワチラロン国王とは、ダチ関係だと言われています。
先代のプミポン国王は、国民にっても慕われていたのは有名でしたね。
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