大学の授業の続きです。
今日は3分で終わり。
ใบพลับพลึง(Giant Lily)・・・ハマユウの葉
白ハマユウの学名はCrinum amabile Donn AMARYLLIDACEAEです。
タイの伝統処方では、新鮮なハマユウの葉は、火にかざして柔らかくして、ハーブボールに入れ、湿布で、捻挫、あざ、腫れを緩和します。
また服用では、吐き気を止めます。
ハマユウの葉に含まれる成分には、バクテリアを対抗し、発汗を促す効果があります。
葉に含まれるアルカロイド(alkaloids)のグループに、リコリン(lyocorine)があり、ウイルス、はしか、ポリオに効果があります。
毒性もあり、さらなる研究が必要です。
スコータイタマティラート大学 医学部看護科ムクダー・タンチャイ準教授
マヒドン大学 シリラート病院 医学部看護科アピチャート・リムティヨーティン教授
そして、ちょっと長い蛇足話です。
タイの有名な、産後のケア(ユーファイ)で、ハーブボール湿布の他、煉瓦湿布、ソルトポット(塩を入れた土鍋)湿布も定番で使われます。
きにきんに熱した煉瓦やスルトポットを布に巻くのですが、思わずひいてしまいます。
印象が強烈なので、そこに注目がいきがちですが、本当の主役は、その下に敷かれるハマユウの葉です。
煉瓦やソルトポットは、あくまでも熱源で、それによってハマユウの葉のエキスが絞りだされて皮膚に浸透していくのです。
チェンマイで行われているハマユウの葉による、民間のリーフペイン(痛みの解消)治療施設です。
ハマユウの葉の敷き詰めたベッドを下から熱すれば、身体全体の疲れがとれ、腰に巻けば腰痛が、膝に巻けば膝痛が、頭に巻けば頭痛が解消されます。
ピサノローク県のプロム・ピラムタイ伝統医学病院では、伝統の「焼き薬療法」を行っています。
患者の患部に布を当て、ハマユウの葉を細かく切ってのせ、その上の火種(煉瓦を細かく砕いたもの)に火をつけてを燃やします。
熱にさらされると、ハムユウの成分が、身体の痛みの領域に吸収されまれ、慢性の炎症を治します。
この痛顔でメンチ切るいたずら猫のトンちゃん。
高所から落下して、足をくじいて3日間歩けなかった。
心配した買主がおばあちゃんに相談したところ、ハマユウの葉を薦められた。
半日して、足に巻いたハマユウの葉をとると、びっしょりと濡れていたが、トンちゃんは歩きだした。
いたずらっ子の性格も直ったそうだ。
悪い性格も直すタイハーブ。
すごい!
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