チェンマイの年越しの過ごし方は、3つほどあります。
1.商業施設でコンサート&カウンントダウン
2.大自然の中で初日の出を拝む体寒キャンプ
3.お寺で心静かに年越し瞑想
番外編として、年越し「一斉スカイランタン(熱気球)飛ばし」などもありますが、微妙です。
ロイクラトン祭の1日、年末は時間制限ながら良いと一般には言われてますが・・・急きょ禁止のお触れ!もあり。
どうなるか情報発信がファジーな国で、よくわかりましぇーん。
異邦人は、スカイランタン飛ばしがお好きですが、地元ではそうでもありません。
チェンマイの意識高い系の市民団体が「スカイランタン追放キャンペーン」運動をしています。
「もともとスカイランタンは、チェンマイの伝統文化習慣ではなーーいし!イベントをやって儲けてる奴らは外国人業者だーーし!」と言った感じです。
確かにスカイランタンは、その時期は航空機の安全運行上非常に危険で、運行を中止するフライトが出るし、火のついたスカイランタンで民家や森が火事になったり、落下したスカイランタンのゴミ処理問題など、住民に被害が及びます。
この団体は、今年はターペー門で、地上に火を灯す静かで厳かな年越しイベントを提案しています。
最近はワーと集まって来て、ワーと飛ばして、ワーと解散するスカイランタンゲリラツアーもあるようです。
こういうゲリラツアーに運悪く参加してしまった場合は、逃げ遅れないようにしてください。
許可なく飛ばした場合は3年以下の懲役または6万baht(22万円)以下の罰金またはその両方となりまする。
もともとは、新興仏教のタマカイが、お寺で一斉にスカイランタン(熱気球)を飛ばすローカルな仏教行事が、世界的に有名になりました。
タマカイは、華やかなイベント演出にすぐれた宗教団体で、お金集めがとても上手です。
UFO型の総本山は有名ですね。
学生や知識層に人気のある宗教です。
このローカルなイベントは寄付はOKですが、基本的に無料でした。
このイベントには、CCAでも2,3回参加しました。
今となっては、このピュアな行事に参加できた受講生はラッキーでしたね。
その後、この行事に目をつけた外国のスアー会社と組んで、1人100ドルでインターナショナルなイベントが別の日に行われようになって、だんだん商業的になって行きます。
その後、タクシンさんの妹さんのインラック政権の時、2回目の反タクシン派軍事クーデターが起こったわけです。
タマカイは、タクシン派の資金源と言われたので、弾圧の対象になりました。
和尚のタマチヨさんは、壮大なUFO型のお寺の中で未だ行方不明です。(宇宙逃亡したかな?)
いわゆるカルトではありません。
日本にも支部があります。
で、軍政下でスカイランタンの規制が厳しくなり、タマカイのローカルなイベントは中止。
後は商業的なインターナショナルと、その他新参業者の主催するいくつかのイベントが毎年出たり消えたりしています。
タマカイの場合は、普段規律正しく生活している弟子たちがマネージメントしますし、人数もたくさんいます。
もちろん無料で、人件費がかかりません。
普通のタイ人のにわかアルバイトが、少人数で大きなイベントをうまくマネージメントできるのか疑問です。
話はそれましたが、CCAが最後に行ったローカルなイベントの画像です。

