こんにちは!

キャリアコンサルタントの多田です。

 

システマティックアプローチ

これまでの記事はこちら。

まだの方はまずこちらを!

右差し [システマティックアプローチ①]ラポール形成の重要性

右差し [システマティックアプローチ②]ラポール形成の重要性(伝え返し、言い換え、関わり合いの質問)

右差し [システマティックアプローチ③]問題把握(CLさんが最も訴えたい事)

 

今日は、

<問題を把握する>

・CLが最も訴えたいことを把握

・CCからみたCLの問題点の把握

2つめの視点からの問題把握

を見ていきましょう。

 

 

CCから見たCLさんの問題点を

対人支援のプロである

皆さんが見立てるということです。

 

 

現在、

なぜCLさんは悩んでしまっているのか。

どんなことが原因で、

今の状況になっているのか。

 

 

この見立てが甘いと

目標設定、方策がうまくいきません。

 

 

ただ、

ここは正直すごく難しい部分です。

 

 

CCの主観で

CLさんの欠点、短所を

考えてしまう恐れがあります。

 

 

”CCから見た”ということは、

CCの経験値、価値観が

影響してしまいます。

 

 

CCがCLさんの悪いところ、

欠点、短所に目を向けることで

「ここが問題になっているから」

と自分目線で評価してしまい

強引に面談を進めかねません。

 

 

試験でいえば、お決まりのように

・自己理解ができていない

・職業理解ができていない

・中長期的な視点が不足している

・情報収集不足

・自己効力感が低い

・思い込みがある

などなど

 

 

CCからみた問題点を

書き並べたりしますよね。

 

 

もちろん上記に挙げたものが

CLさんの悩みにつながっている

原因であるかもしれません。

 

 

ただ、

こういった表面上のものを

書いてみたところで、

悩みの原因が取り除かれる

ことはあまり期待できません。

 

 

それは、究極的には

 

・なぜこの人は歪んだ

物事の捉え方になってしまったのか

 

・なぜこの人は主体的に

行動を持続することが

できないのだろうか

 

・なぜこの人は中長期的な視点で

目標設定をすることが苦手

なのだろうか

 

・なぜこの人は他者視線ばかり

気にしてしまうのだろうか

 

・なぜこの人は勇気が

持てないのだろうか

 

・なぜこの人はいつも

マイナス思考なんだろうか

 

など

 

こういうところに

CLさんが悩んでしまう

根本原因があったりするので、

”CCから見たCLさんの問題点”

を把握するときに実務では

奥の奥まで把握できなければ

いけないことが多いのです。

 

 

あっ、もちろん試験では

あんまり積極的に突っ込んで

書いてしまうとリスクが高く

なるので一般的なことだけで

構いませんので^^

 

 

どちらにしても

”CCからみたCLさんの問題点”

を考える時に、

CCの幅広い視点が必要に

なってくると思います。

 

 

CCが勉強不足、経験不足だと

狭い視点からCLさんのことを

評価してしまうことになり、

その枠内でしかCLの問題点を

把握することはできません。

 

 

CCからCLさんの問題点を

見抜くときには、

自分の価値観も大事にしますが、

色々な考え方、立ち位置、

違う価値観、基準、一般論など

総動員しながら

悩みの原因につながる問題点

を把握するようにしていきましょう!

 

 

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