こんにちは!

キャリアコンサルタントの多田です。

 

では、受講生さんの逐語

「外資買収、降格事例」

続きになります。

これまでの記事をまだ

確認されていない方は

こちらからお願いします!

 

右差し [キャリコンRP逐語]外資買収、降格事例①-1

右差し [キャリコンRP逐語分析]外資買収、降格事例①-2

 

[事例]

Aさん 42歳 損害保険会社営業課長、妻40歳、長男15歳中三

 

CC11    年下の元部下が上司になったと言う事はAさんには耐えられないことと言う事でしょうか。
    


CL11    そうですね。良く出来たヤツで、仲もよかったですから仕事上も立場は逆転しましたが、私の事もたててくれて、社内でのやり取りには表面上は嫌な思いもしていません。ただ、会社として業績があげられなかったらこうなるぞ、と言う見せしめにされている様な気がして、そう思うと悔しいですし、堪え難いです。
    
    
CC12    今度上司になった元部下との関係性に問題はないけど、会社で見せしめになっているように感じられて、そう言う意味では耐えられないと思っておられるのですね。課長以上の上司の方とはお話になりましたか。
    
    
CL12    はい、部長と話をしました。部長としても初めてのケースで戸惑っておられます。社内規定で、今後成績を上げ続ければまた課長に昇進と言う事もあり得るのでがんばれと言ってくれていますが、今迄自分の机も、所謂、ひな壇に並んでいたのが、若手社員とおなじ所に並んでいる自分をみると惨めに思えてなりません。
    
    
CC13    机も今迄のひな壇から若手社員と同じ並びになって惨めなお気持ちになられているんですね。また成績を上げて、もう一度課長に昇格するぞと言う意気込みはいかがですか。
    
    
CL13    そうですね。自信が無い訳ではありませんが、実際のところ、降格を今後の意欲に変えるというよりは、降格させられてダメージの方が強くて、うまくやって行ける自信がありません。
    

CC14    降格のダメージが強すぎて、今後うまくやっていけるか不安に思われているんですね。でもAさんも課長をされていた訳ですから、会社から評価もされていたのですよね。
    
    
CL14    そうですね。でも個人的に成績がずば抜けて優秀だったかどうかは分かりません。もちろん、真面目にやって来ましたし、努力もして来ました。でも、課長に上がれたのも半分は年功序列的な制度があったからだと言う気もします。
    
    
CC15    課長までされていたのは、真面目にがんばってこられたのも勿論ありますが、会社の年功序列の制度もあったからだとお考えなんですね。もし、今の会社に残られる場合、また成績を上げて課長に再昇進される自信はおありですか。
    
    
CL15    正直な所、今は分かりません。がんばりますが。
    


CC16    では、転職した場合はがんばれると思われますか。
    


CL16    それも実際やってみないと分からないです。降格させられて、今はなにもかも自信がなくなっているのは事実です。
    
    
CC17    そうですか。今は降格直後で、全てに自信をなくされているんですね。今の会社にあらためて何か言いたい事はありますか。
    
    
CL17    ん〜、特にないです。前の会社も今の会社に買収されないとどうなっていたか分かりませんし、業績重視のドライな会社になりましたが、私自身もその現実を受け入れないと行けないのかも知れません。
    
   

 

今日は、

ここまでの流れについて

見ていきましょう。

 

 

ここまでCC、CLと

10回程度のやり取りを

重ねてきていますので、

(15分の試験だと)

おおよそ中盤の流れですね。

 

 

ここまで

・外資に買収された

・外資なので実績重視

・業績評価基準の変更

・課長から主任に降格

・降格の様な厳しい評価

・外資の評価基準の適用

・荒波に飲まれた

・これまでは安心、安定

・経済不況とか規制緩和で

これまで通りにはいかなくなった

 

など

 

情報を把握していますね。

 

 

今回、さらに

・年下の元部下が上司

(関係性には問題ない)

・机の配置など惨め

・見せしめになっている

 

などお聞きしています。

 

 

ここからCCは

「自信回復」

「再度昇格したいかどうかの

意気込みの確認」

の支援をされようと

していることが感じ取れます。

 

 

もちろん、

今後CLがどれくらい

前向きに取り組めるのか

は大事だと思います。

 

 

しかし、CC13で、

「降格させられて

ダメージの方が強くて、

うまくやって行ける

自信がありません。」

とかなりの落ち込みが

伝わってきます。

 

 

自己効力感をあげるために

「でもAさんも課長を

されていた訳ですから、

会社から評価も

されていたのですよね。」

と励まし、承認をしました。

 

 

どういった支援をしたいのかは

すごく伝わってきますが、

ダイレクトに伝えるよりも

ふり返ってもらいながら

ご自身で気づいてもらえたほうが

いいように思います。

 

 

CCからそう言われて

「あっ、そういえばそうだなー

私も課長にもなれたし評価は

してもらってきたんだ」って

そう簡単にはいかないからです。

 

 

CCがCLのことを

もっとしっかりと理解したうえで

心の底からCLの実績を

承認してあげてこそ、

褒めたり、励ましたり

することに効果があると思います。

 

 

やっぱり表面上の言葉がけ

をしてもCLの自己効力感は

簡単にはあがらないことが

ほとんどです。

 

 

なので、自身が「課長」だったことに

自信を持ってもらうためには、

これまで課長として

どんな役割で頑張ってきたのか。

これまで昇進できてこれたのは

どんな点を評価されてきたと思うか。

など

ゆっくりと振り返ってもらいながら

自信回復してもらえるような

関わりがあっても良かったの

かなと思います。

 

 

CCはさらに、

矢継ぎ早に

「もし、今の会社に残られる場合、また成績を上げて課長に再昇進される自信はおありですか。」

「では、転職した場合はがんばれると思われますか。」

と投げかけています。

 

 

こうなると、

自信を喪失しているCLは

気持ちがなえてしまう

ような気がしますね。

 

 

CCが「頑張ってもらいたい」

「もっと自信を持ってもらいたい」

という気持ちが強くなり過ぎですね。

 

CCは忍耐強く

見守れるチカラも必要です!

 

 

では、

この続きはまた明日以降で。

 

 

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