こんにちは!
キャリアコンサルタントの多田です。
今日からしばらく受講生さんの
逐語記録を参考に
いろいろな視点から
考えていきたいと思います。
[事例]
Aさん 42歳 損害保険会社営業課長、妻40歳、長男15歳中三
CC1:Aさん、こんにちは。
よろしくお願いします。
Aさん、今日はどの様なご相談で
お見えになりましたか。
CL1:実は、今、損害保険会社の営業課長を
しているのですが、
課長から主任に降格させられて、
転職しようかどうか迷っています。
CC2:現在、損害保険会社にお勤めで、
課長から主任に降格になったので、
転職しようかどうかお悩みと
言うことですね。
もう少し詳しくお聞かせ願えますか。
CL2:はい。一昨年に会社が
外資系に買収されまして、
それで業務評価基準が変わりました。
外資系なので、実績重視となり、
私は営業課長をしていたのですが、
昨年、私の課全体の予算と、
個人予算が達成出来なかったので、
今年、課長から主任に降格になりました。
CC3:元々の会社が一昨年
外資に買収されて、
業績評価基準が変わって、
Aさんは営業課長をされていたんですが、
昨年、課と個人の予算を
達成出来なかったので、
主任に降格になったのですね。
CL3:はいそうです。
外資に買収される前は、
例え予算が達成できなかっても、
評価が下がって給料が
下がる事はあっても、
降格の様な厳しい評価が
なかったんです。
それが外資に買収されて、
その外資の評価基準が
そのまま適用されて、
降格になりました。
CC4:降格が決まったとき、
どうおもわれましたか。
CL4:悔しかったです。
外資に買収された直後で、
見せしめ的な立場に
なったような気がします。
これまでは、会社全体として、
業績が悪いときもあったのですが、
それは日本的と言いますか、
経済情勢が悪いからで、
また景気が良くなれば
会社も持ち直すからと
言う感じでずっと続いて
来たんですが、
外資になって、
成績が全てみたいになりました。
CC5:ちょうど外資に
買収された直後で、
見せしめ的な立場に立たされ、
くやしい思いをされたんですね。
会社が買収される前は、
どの様にお仕事をされて来たのですか。
CL5:そうですね。
損害保険会社と言う事で、
比較的お給料とかにも
恵まれていましたし、
仕事も真面目にこつこつと
やって来ましたから、
地道に特に問題もなく
暮らして来ました。
CC6:お給料にも恵まれ、
こつこつと地道に問題なく
過ごされて来たのですね。
会社が外資に買収されたときはいかがでしたか。
今日は、
ここまでの流れについて
見ていきましょう。
全体的には丁寧に
対応できている感じですね。
CL2において
・外資に買収された
・外資なので実績重視
・業績評価基準の変更
・課長から主任に降格
という状況を把握できました。
さらに、
CL3において
・降格の様な厳しい評価
・外資の評価基準の適用
ということをお聞きしました。
ここで、
CCがどこに焦点をあてて
話を聴いていけるかですね。
CLの上記の話からすると
「外資の評価基準」
に何か思うことがありそうですよね。
厳しい評価
というCLさんの考えは
出ていますので、
ここは少なくとも
受け止める必要はあるでしょうね。
そのうえで、
外資の評価基準について
この人の考え方や受け止め方を
聞いていくのも1つです。
CCは、
伝え返しをしながら
しっかりと受け止めて
そのうえで、
「降格が決まったときに
どう思ったか」
とお聴きしています。
CLの「悔しい」という気持ちを
お聞きして受容できています。
ただ、それ以外にも
・見せしめ的な立場
・外資になって成績が全て
といった「悔しい」と思う背景的要素
が見えていますので、
ここはもう少し時間をかけても
よさそうな気もします。
CCは
「会社が買収される前は、
どの様にお仕事をされて来たのですか。」
と買収前の仕事についての
状況把握の質問となりました。
もちろん、
買収前の仕事状況も
理解しておきたい大事なこと
なのですが、
もう少しCLさんの「悔しい」
という気持ちに
寄添ってあげたいところです。
このCLさんは
なぜ悔しいと思ったのでしょうか?
おそらく
外資の評価基準に対して
何かしらの不満があったり、
評価基準が厳しいことには
まだ納得がいっても
急な買収で昨年度の数値で
判断されるのは納得が
いっていないのかもしれません。
日本的な評価という発言
からも「外資」に対して
何か考えがあることが
想定されますね。
また、
「見せしめ的」というのが
どういう意図なのかも
あんまりわかりませんので、
このあたりを急ぎ過ぎずに
寄添って立体的理解が
できるともっとよくなると思います。
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