ホーチミンには地下鉄よりもモノレール!
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、現在ホーチミンの交通機関が大変なことになっています。公共の交通機関はバスしかなく、それも十分な数がないため、道路はバイクと車であふれかえっています。雨のラッシュアワーになると、まったく動かなくなります。
それを改善するために、今ホーチミンで地下鉄建設の計画が上がっていますが、個人的には不安で仕方ありません。雨季になるとひざ下まで洪水になるぐらいの雨が降る都市で地下鉄を作ると、乗員乗客とも水攻めにあってしまうのではないかと思います(それなりの水を逃がす事はするとは思いますが。。あくまで個人的なイメージです)。あと地下鉄を掘る工事が具体的にどのような物かはわかりませんが、もし道路を封鎖するとなると一層渋滞がひどくなってしまいます。
そこで代替案なのですがモノレールを高架の上に走らしてみたらどうでしょう? イメージとしては↓

道路を封鎖して地下鉄を掘る代わりに老朽化した建物を取り壊し、モノレールの線路を持つ建物を作ってしまうのです。アイデアとしては
1階:店舗
2階:バイク駐車場/店舗
3階:モノレール線路/改札口
4階~X階:マンション/住居
この方法ですと地下鉄に比べて1平米あたりの利益率が高くなり、海外からの投資を呼びやすくなると思います。地下鉄ですと線路と地面の間に空間を作ってしまうと、道路を支えれなくなるのでその部分で収益を上げることが不可能となります。もし建物の幅の関係で二方通行の線路が作れないなら、道路を挟んで対面に同じものを作ってしまえばいいだけです。
またこの方法ですと今住んでいる住民を一時的に立ち退かして、建物の建設が終了後、新しいマンション部分に戻すことも可能です。ベトナムは他の東南アジア諸国と同じで建物が建つスピードが速いので、6か月ほどで戻れるのではないかと思います。という事は立ち退き住民の為に一時的な住居を用意して、ブロックごとに立ち退きともどりのスケジュールを組めば、一時的な住居の数を最小限したまま回転させることでコストを低く抑えることもできます。
公共交通機関を作りつつ、街の建物をアップっグレードし、なおかつ収益性も上げる。
かなり実現性は高いと思うのですが、みなさんどう思いますか?
それを改善するために、今ホーチミンで地下鉄建設の計画が上がっていますが、個人的には不安で仕方ありません。雨季になるとひざ下まで洪水になるぐらいの雨が降る都市で地下鉄を作ると、乗員乗客とも水攻めにあってしまうのではないかと思います(それなりの水を逃がす事はするとは思いますが。。あくまで個人的なイメージです)。あと地下鉄を掘る工事が具体的にどのような物かはわかりませんが、もし道路を封鎖するとなると一層渋滞がひどくなってしまいます。
そこで代替案なのですがモノレールを高架の上に走らしてみたらどうでしょう? イメージとしては↓

道路を封鎖して地下鉄を掘る代わりに老朽化した建物を取り壊し、モノレールの線路を持つ建物を作ってしまうのです。アイデアとしては
1階:店舗
2階:バイク駐車場/店舗
3階:モノレール線路/改札口
4階~X階:マンション/住居
この方法ですと地下鉄に比べて1平米あたりの利益率が高くなり、海外からの投資を呼びやすくなると思います。地下鉄ですと線路と地面の間に空間を作ってしまうと、道路を支えれなくなるのでその部分で収益を上げることが不可能となります。もし建物の幅の関係で二方通行の線路が作れないなら、道路を挟んで対面に同じものを作ってしまえばいいだけです。
またこの方法ですと今住んでいる住民を一時的に立ち退かして、建物の建設が終了後、新しいマンション部分に戻すことも可能です。ベトナムは他の東南アジア諸国と同じで建物が建つスピードが速いので、6か月ほどで戻れるのではないかと思います。という事は立ち退き住民の為に一時的な住居を用意して、ブロックごとに立ち退きともどりのスケジュールを組めば、一時的な住居の数を最小限したまま回転させることでコストを低く抑えることもできます。
公共交通機関を作りつつ、街の建物をアップっグレードし、なおかつ収益性も上げる。
かなり実現性は高いと思うのですが、みなさんどう思いますか?
ベトナム人と「今」という感覚 - ベトナム分析 Vol.1
今日からは今まで温めてきたテーマ「ベトナム分析」をお届します。長期にわたって不定期で書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。ちょうどTwitterでベトナム人についての議論が起こっていたので、それに対して何らかのアイデアを示すことができればと思います。
昨年ベトナムで起業して以来、数多くのベトナム人の方と会ってきました。その中でベトナムに来る前に思っていたベトナム人のイメージと違う面が数多くあり、それに関していろいろと考えてきました。またベトナムは新興国として大きな可能性を持っていると思っておりますが、そのポテンシャルが十分発揮されていないと思います。その他諸々の事に関してなぜベトナムは経済的に今、この地点にいるのかを書いていきたいと思います。
ベトナム人と「今」という感覚 - ベトナム分析 Vol.1
ベトナムの外の人たちが持つベトナムの一般的なイメージは「勤勉」「優しい」等ポジティブな物が多いですが、ベトナムに長くいる人のイメージは「抜け目ない」「責任を取らない」「将来の事を考えない」等あまりポジティブでない物もいろいろあります。
ここに私の行っていた大学院で使うCOI (Cultural Orientation Inventory)というものがあります。これはぞれぞれの国の文化的特徴を8つのカテゴリーに分けて分析したものです。ここで「Time」の欄に「Present」の項目があります。これはその国が社会全体としてもっとも重要視するのが「今」であり、「未来」でも「過去」でもないという事です。

これはベトナム人がも物事を決断するとき考える時間軸が「今」という事です。よく言う「明日の1万円より今日の千円」まさにこの性質が現れたものだと言えます。ですので、将来の問題回避という考え方もあまり浸透していなくて、基本的なスタンスは問題が起きてから考えるという物になります。この一つの例として一度こちらの政府系の方とインフラについて話していたのですが、政府の基本的なスタンスは「道を車が増えた時に増やすのではなく、車が来てから道は増やす」という物だそうです。将来のためにお金を使うよりも、今あるお金をいまある問題解決に使う方が効率的であるという考えだと思います。
私はこの感覚はベトナムの今までの歴史とかなり結びついているものだと思います。1887年のフランスの植民地化に始まり、日本軍、ベトナム戦争とベトナムは常に自分たち以外の国に左右されてきました。その後も社会主義政府という事で土地の立ち退きも含め将来何が起きるか全く予測できないことが多い状態です(ちなみに新しい法律等も突然発表されることが多いです)。また政府という国民にとっての保護者の行動が読めないために、ベトナム人は会社や政府をそれほど頼りにはしていません。ですので、将来への準備は気泡と化すことが考えられるので、将来大きな利益を生む事よりも今の利益の最重要課題になっているのだと思います。
この考えはビジネスにも大きな影響をもたらしています。企業の設備投資も問題が表面化するギリギリまで待つ傾向がありますし、交渉する際にも海外の企業にとっては大きな問題となります。価格の交渉などを行う際も、将来に大きなオーダーを入れるので、初回を安くしろという考えは通じません。ベトナム人にすると将来はどうなるか分からないので、今現在の利益を最大化することに注力します。またこの「将来より今」という考えが株式市場が伸び悩んでる原因の一つかもしれません。
ベトナム人とビジネスを行う際はこの時間軸の事を理解しておくとかなりストレスが減ると思います。逆にベトナム人から信頼を勝ち得るにはこの点に注意し、常にベトナム人の「今」の利益に気を配っている(別に常にその時々の利益を最大化する必要はなく、それができるというう事を見せておく)ができれば、彼らも頑張ってくれますし、信頼を裏切るような事はありません。逆に日本人と接するような感覚で行くと非常にストレスがたまるものになると思います。
また、別の機会にこの「今」の感覚をどうすればベトナムの持続的な成長につなげていけるかを考えたいと思います。
昨年ベトナムで起業して以来、数多くのベトナム人の方と会ってきました。その中でベトナムに来る前に思っていたベトナム人のイメージと違う面が数多くあり、それに関していろいろと考えてきました。またベトナムは新興国として大きな可能性を持っていると思っておりますが、そのポテンシャルが十分発揮されていないと思います。その他諸々の事に関してなぜベトナムは経済的に今、この地点にいるのかを書いていきたいと思います。
ベトナム人と「今」という感覚 - ベトナム分析 Vol.1
ベトナムの外の人たちが持つベトナムの一般的なイメージは「勤勉」「優しい」等ポジティブな物が多いですが、ベトナムに長くいる人のイメージは「抜け目ない」「責任を取らない」「将来の事を考えない」等あまりポジティブでない物もいろいろあります。
ここに私の行っていた大学院で使うCOI (Cultural Orientation Inventory)というものがあります。これはぞれぞれの国の文化的特徴を8つのカテゴリーに分けて分析したものです。ここで「Time」の欄に「Present」の項目があります。これはその国が社会全体としてもっとも重要視するのが「今」であり、「未来」でも「過去」でもないという事です。

これはベトナム人がも物事を決断するとき考える時間軸が「今」という事です。よく言う「明日の1万円より今日の千円」まさにこの性質が現れたものだと言えます。ですので、将来の問題回避という考え方もあまり浸透していなくて、基本的なスタンスは問題が起きてから考えるという物になります。この一つの例として一度こちらの政府系の方とインフラについて話していたのですが、政府の基本的なスタンスは「道を車が増えた時に増やすのではなく、車が来てから道は増やす」という物だそうです。将来のためにお金を使うよりも、今あるお金をいまある問題解決に使う方が効率的であるという考えだと思います。
私はこの感覚はベトナムの今までの歴史とかなり結びついているものだと思います。1887年のフランスの植民地化に始まり、日本軍、ベトナム戦争とベトナムは常に自分たち以外の国に左右されてきました。その後も社会主義政府という事で土地の立ち退きも含め将来何が起きるか全く予測できないことが多い状態です(ちなみに新しい法律等も突然発表されることが多いです)。また政府という国民にとっての保護者の行動が読めないために、ベトナム人は会社や政府をそれほど頼りにはしていません。ですので、将来への準備は気泡と化すことが考えられるので、将来大きな利益を生む事よりも今の利益の最重要課題になっているのだと思います。
この考えはビジネスにも大きな影響をもたらしています。企業の設備投資も問題が表面化するギリギリまで待つ傾向がありますし、交渉する際にも海外の企業にとっては大きな問題となります。価格の交渉などを行う際も、将来に大きなオーダーを入れるので、初回を安くしろという考えは通じません。ベトナム人にすると将来はどうなるか分からないので、今現在の利益を最大化することに注力します。またこの「将来より今」という考えが株式市場が伸び悩んでる原因の一つかもしれません。
ベトナム人とビジネスを行う際はこの時間軸の事を理解しておくとかなりストレスが減ると思います。逆にベトナム人から信頼を勝ち得るにはこの点に注意し、常にベトナム人の「今」の利益に気を配っている(別に常にその時々の利益を最大化する必要はなく、それができるというう事を見せておく)ができれば、彼らも頑張ってくれますし、信頼を裏切るような事はありません。逆に日本人と接するような感覚で行くと非常にストレスがたまるものになると思います。
また、別の機会にこの「今」の感覚をどうすればベトナムの持続的な成長につなげていけるかを考えたいと思います。
ベトナム人の教育と日本のTOEFLスコア
ベトナムの週末の午前中にバイクでうろうろしてると街中の建物の前ですごい数のバイクを発見するときがあります。それはかなりの確率で英語学校です。しかもそのバイクは英語学校に通う子供たちを迎えに来る親のバイク。学校から出てくる生徒も幼稚園児のような小さい子供から比較的おおきい中学生、高校生までいます。このような英語学校はホーチミン市内には山のようにあり、ちょっと怪しい感じの学校からどこかの大学公認みたいな感じの学校まで様々です。
私の今までのベトナムでの経験ですが、かなりの数の若い人が学校の外で英語教育を受けているように思います。ある程度裕福な家庭は子供をインターナショナルスクールに入れますが、それ以外の家庭では上記のような学校に通わせて英語を勉強させているようです。今ではオーストラリアのRMITの分校がホーチミン7区にありますし、海外の大学と提携して交換留学などのプログラムを行う学校や全授業を英語で行う学校もあります。あ
まり資源等を持たないベトナムでは、海外とのビジネスがないと生き残れないとわかっているので、多くの家庭が外国語取得にこんなに熱心なのでしょう。
そんなベトナムの子供たちが英語の勉強をしている週末の朝に非常に悲しいニュースをTwitterで発見しました。
2008年度のTOEFLのテストで日本はアジアで下から二番目

いろいろ調べると最新版もの2010年度のTOEFLテストで日本はアジアで下から四番目。若干もどしましたが経済規模、大学への進学率等で見るとまったく満足できない数字です。

http://www.asianscientist.com/education/toefl-singapore-worldwide-english-proficiency-top-asia/
ちなみに2004-2005年のシーズンは日本はアジアで下から2番目でその時の最下位は朝鮮民主主義人民共和国。北朝鮮の人がtoeflを受けていたのもちょっとびっくりですが。
http://the-diplomat.com/a-new-japan/2011/05/13/why-english-is-tough-in-japan/
いろいろ調べてみたら日本のTOEFL苦手体質は今に始まったものではなく1997年に論文まで発表されています
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003728620
そんな英語では日本をしのぐベトナムでは英語の次に人気の外国語は韓国語だそうです。今ホーチミンでは数多くの建設が行われていますが、多くはKUMHO等の韓国系ですし、昨年オープンしたFinancial Towerも建設はHyundaiでした。悲しい事に日本の建設会社を見かけるのはODA関連の時ぐらいです。あとたぶん日系企業にかかわるプロジェクトぐらいだと思います。他のマーケットと同じくSamsung, LGが電気店でもいい場所を占めていますし、広告も町中に出しています。やはり皆経済の勢いをどの外国語を学ぶかみて決めるのでしょう。
そんな韓国もTOEFLランキングではアジアで9位。やはり自国のマーケットが小さい国は海外とのビジネスに必要な英語を身に着けるし、海外マーケットでもアグレッシブさが違うのでしょうか?
2008年度に比べると201年度は若干スコアが上がったベトナム。今英語学校に通っている子供たちがTOEFLのテストを受けるころにはベトナム経済はどのようになっているのでしょう?そのころには世界経済の中でもっと重要な位置を占めているのでしょうか?楽しみです。
それと同時に祖国日本の若い人たちには政府が作る教育ガイドラインに頼らず、自分たちの力で今後どのようにサバイブしていくかを考えて欲しいです。
私の今までのベトナムでの経験ですが、かなりの数の若い人が学校の外で英語教育を受けているように思います。ある程度裕福な家庭は子供をインターナショナルスクールに入れますが、それ以外の家庭では上記のような学校に通わせて英語を勉強させているようです。今ではオーストラリアのRMITの分校がホーチミン7区にありますし、海外の大学と提携して交換留学などのプログラムを行う学校や全授業を英語で行う学校もあります。あ
まり資源等を持たないベトナムでは、海外とのビジネスがないと生き残れないとわかっているので、多くの家庭が外国語取得にこんなに熱心なのでしょう。
そんなベトナムの子供たちが英語の勉強をしている週末の朝に非常に悲しいニュースをTwitterで発見しました。
2008年度のTOEFLのテストで日本はアジアで下から二番目

いろいろ調べると最新版もの2010年度のTOEFLテストで日本はアジアで下から四番目。若干もどしましたが経済規模、大学への進学率等で見るとまったく満足できない数字です。

http://www.asianscientist.com/education/toefl-singapore-worldwide-english-proficiency-top-asia/
ちなみに2004-2005年のシーズンは日本はアジアで下から2番目でその時の最下位は朝鮮民主主義人民共和国。北朝鮮の人がtoeflを受けていたのもちょっとびっくりですが。
http://the-diplomat.com/a-new-japan/2011/05/13/why-english-is-tough-in-japan/
いろいろ調べてみたら日本のTOEFL苦手体質は今に始まったものではなく1997年に論文まで発表されています
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003728620
そんな英語では日本をしのぐベトナムでは英語の次に人気の外国語は韓国語だそうです。今ホーチミンでは数多くの建設が行われていますが、多くはKUMHO等の韓国系ですし、昨年オープンしたFinancial Towerも建設はHyundaiでした。悲しい事に日本の建設会社を見かけるのはODA関連の時ぐらいです。あとたぶん日系企業にかかわるプロジェクトぐらいだと思います。他のマーケットと同じくSamsung, LGが電気店でもいい場所を占めていますし、広告も町中に出しています。やはり皆経済の勢いをどの外国語を学ぶかみて決めるのでしょう。
そんな韓国もTOEFLランキングではアジアで9位。やはり自国のマーケットが小さい国は海外とのビジネスに必要な英語を身に着けるし、海外マーケットでもアグレッシブさが違うのでしょうか?
2008年度に比べると201年度は若干スコアが上がったベトナム。今英語学校に通っている子供たちがTOEFLのテストを受けるころにはベトナム経済はどのようになっているのでしょう?そのころには世界経済の中でもっと重要な位置を占めているのでしょうか?楽しみです。
それと同時に祖国日本の若い人たちには政府が作る教育ガイドラインに頼らず、自分たちの力で今後どのようにサバイブしていくかを考えて欲しいです。