料理:おうちで作る 本格! 広島お好み焼き | のんだくれのたわごと

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今回は少し毛色の違う記事で、料理について書こうと思います。

 

「家で本格的な広島お好み焼きを作る方法」です✨

たまにこのブログにも書いていますが、私は広島出身で東京に引っ越してからも定期的に広島お好み焼きが食べたくなります。

ちょっと広島のお好み焼きを広めたいというところもあり・・・。作り方の手順をまとめてみました👍

 

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広島出身で他県に引っ越したけど、広島にあるような味のお好み焼き屋さんが行動圏内に無い方や、広島お好み焼きに興味があるので食べてみたいという方、「広島のお好み焼きはモダン焼きだろ」の方、「広島風って”(関西風)お好み焼き”にそばが混ざってるんでしょww」な方は、よろしければ是非お試しください!

 

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広島お好み焼きについて

広島お好み焼きは大きな鉄板と「ヘラ」が有れば簡単にできるのですが、家庭でやる場合はそれほど大きな鉄板もヘラもない場合がほとんどです。

 

関西風お好み焼きと違って生地で具材を混ぜていないので、鉄板でひっくり返すにもバラバラにならないようにある程度のコツも必要です。作る時に同時に2つの材料を別々に焼かないといけないという手順も、作るにはお手軽でない印象ですね。

広島お好み焼きは「層状」になっているので、その層の順番を間違うと微妙な出来栄えになってしまいます。

 

今回はこの「層状」をフライパン2枚で再現して、広島の町中のお好み屋さんでよくある味を目指します。

 

⚠️この記事では「ひっくり返す」「スライドさせる」の2つをフライパンでやります。お間違えないようにお気をつけください。

 

・広島お好み焼きの「層状」

出来上がりのお好み焼きは、上から下にこのように重なっています。

 

(↑上側)

玉子

そば

(つなぎの生地、極々少量)

豚肉

天かす・トッピング(今回はエビ・大葉・イカ)

キャベツ

生地(薄め)

(↓下側)

 

 

用意するもの

フライパン2枚

フライパンの蓋1枚(有れば尚良し)

 

 

材料

・キャベツ(1/4ぐらい)

・小麦粉

・水

・天かす

・玉子(1個)

・そば(1玉)

・豚肉(薄切り3枚)

・粉末出汁(あったほうがいい)

・イカ天(トッピング。お好みで。)

・エビ(トッピング。お好みで。)

・大葉(トッピング。お好みで。)

 

・オタフクソース

・青のり(お好みで。)

・鰹節(お好みで。)

 

 

広島お好み焼きは柔らかいイカ天を使います。ほんとは四角いものを使うのですが、、、近所のスーパーには細いタイプしかありませんでした😅

 

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手順

1.

キャベツを千切り~1cm幅で刻みます。

⚠️幅は好みですが、細いほど食感が柔らかくなります。

 

小麦粉は水で溶いて、気持ち緩めの生地を作っておきます(フライパンに引いた時に流れるぐらい)。

生地には粉末出汁をお好みで加えておきます。

 

 

2.

フライパンを2枚準備して、片方を弱火で熱し、生地を注ぎ薄く丸くして焼きます。

 

⚠️生地が厚すぎると、食感がゴムゴムしてしまうので、なるべく薄めが良いです。

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技術のある方はオタマなどで伸ばして薄くしてみてください。理想は「切るときに生地の存在を感じないくらい」です。

最初は加減が難しいので、緩めの生地をフライパンに垂らして、フライパンを回して広げるのがお勧めです。

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⚠️ここで生地をフライパン一杯に広げてしまうと、2-3人前以上のお好み焼きになってしまうので、鍋底よりも小さめに。

 

3.

ここから生地の上に順番に具材を乗せていきます。

まずはキャベツ。結構山盛りに乗せても大丈夫です。

 

次に天かす、トッピング具材(大葉・エビ・イカ天)

※今回は結構トッピング多めですw お好みの具材を乗せましょう。

 

その上に肉を乗せて、生地を薄っすらとかけます。普通は薄切り肉3枚ぐらいです。

※今回は肉も多めですw

⚠️バラバラになるのを心配して生地をかけすぎると、食感がもったりとしてしまうので注意です。ほんと、ちょっとで大丈夫です。(オタマに1/3~1/2くらい)

⚠️肉は写真ぐらいが限界かと思います。これ以上乗せるとキャベツとのバランスが悪くなります。

 

ここでもう一つのフライパンを弱火にかけて温めておきます。

お好み焼きは1分程焼きます。

 

4.

では、フライパン2枚を使って「ひっくり返し」ます!

開いているフライパンを上に被せて・・・

 

グルン!!!とひっくり返します。

 
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※関西風お好み焼きと違って、キャベツが生地でまとまってないので、1つのフライパンの上でフライ返し等でひっくり返そうとすると、びっくりするぐらいバラバラに飛び散ってしまう可能性があります😅これが家庭で広島お好み焼きを作るのに躊躇する原因だったりします。

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5.

ひっくり返ったお好み焼きは弱火のまま蓋をして火にかけておきます。

ここでキャベツが蒸されて甘くなり、美味しくなるのでしっかり蒸しましょう。

フライパンの蓋が有れば尚良しですが、なければ弱火でじっくり火にかけましょう。生地が上に乗ってるので蒸せます。

 

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⚠️色々やり方はありますが、ここでお好み焼きを押さえる人もいます。私は押さえません。

「押さえない」と程よいジューシー感がある出来上がりです。しかし冷えるとベチャッとします。

「押さえる」と水分が飛んでペッタンコになり、なにこれ感があります。しかし冷えた後に温め時にベチャッと感を抑えられます。

 

※聞いた話では、お店のお好み焼きを持ち帰って、冷めてしまってベチャッとした印象を与えないように、持ち帰り用は押さえる、店内ですぐ食べる用は押さえない、という違いがあるとも聞いたことがあります。

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空いた方のフライパンでは「そば」を焼きます。

そばはお好み焼きと同じぐらいの大きさに丸くして、一部の焼面がパリッとするまで焼きます。そばの片面だけ焼くので大丈夫です。(かた焼きそばを作るわけではない)

そばが焼きあがるくらいには、お好み焼きのキャベツも蒸されていると思います。

 

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※これはパリッとしたそばが好きな方と、柔らかいままのそばが好きな方で好みが分かれます。

私はパリッと派ですw

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6.

そばが焼けて、キャベツも蒸されたら、お好み焼きをそばの上に「スライド」させます。

お好み焼きをそのままそばの上にずらして乗せます。そばの上に豚肉の層が乗る感じです。

 

 

7.

空いたフライパンに玉子を割り、菜箸などで黄身を割って丸く整形します。お好み焼きと同じぐらいか、少し小さいくらい。

 

玉子が固まらないうちに、お好み焼きを玉子の上に「スライド」させます。玉子の上にそばの層が乗ります。

※玉子が固まってしまうとお好み焼きと一体化しないので、ちょっと急ぎ目に。

 

8.

1分ほど焼いたら、またフライパン2枚を使って「ひっくり返し」ます。

 

 

9.

お皿にお好み焼きを「スライド」させます。最終的に玉子の層が一番上です。

 

10.

ソースを薄くぬって、青のり、鰹節をまぶせば出来上がりです!!!

結構上手に焼き上がりました!!

 

⚠️ここでは薄めにソースを塗りましょう。化粧程度ですね。

食べる時に切り分けて、自分の取皿に取った後で食べる分だけソースを追加したりマヨネーズを追加したりします。

 

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食べ方

食べやすい大きさに切って、好みで追加のソースやマヨネーズを掛けて食べます。

追加のソースやマヨネーズは食べやすい大きさに切って、取り分けた後にかけるのをおすすめします。

※ちなみに広島ではお好み焼きは格子状に切ります。縦2等分、横4等分で8切れにするとちょうどいいサイズです。

 

私は、飲みながら先におつまみを食べて〆にお好み焼きを食べる場合は、1枚を2人で半分ずつ食べると丁度いい分量でした。

 

ポイント

・キャベツの量は多めがお勧め。少ないと、いまいちな仕上がりです。

・最初に「ひっくり返し」た後でキャベツをしっかり蒸すこと。

・そばの焼き加減→パリッと一部が焼き付いているのがお勧めですが、もちもちがウリのお店もあります。こちらは好みです。

 

冷凍する場合

手順5.の時で、30秒に1回ぐらいのペースでお好み焼きをフライ返しでフライパンに押し付けます。(解凍後のベチャベチャ感を避けるために水分を飛ばす)

この時、親の敵のように体重をかけて押し付けなくても大丈夫です。

 

そしてそのまま手順9.まで進み、焼き上がったお好み焼きの粗熱を冷ましてから冷凍です。

 

食べる時はレンジで解凍して手順10.の通り、ソース、青のり等をトッピングして頂きます。

 

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余談

今回はトッピングでエビと大葉を入れていますが、これは好みなので無くても大丈夫です。

※これをお好み焼き屋さんでオーダーする場合は「にくたまそばいかてんえびおおば」という呪文になります。

※砂肝を入れると「尾道のお好み焼き」(←ややこしい)になります😃。

 

また、広島では「そば」の代わりに「うどん」を使う場合もあります。うどんの場合は食べごたえが増すので、お腹いっぱいになりたい時にはうどんを使います。うどんを使う場合はそれほど麺を焼き付けません。

そばダブル、うどんダブルというのもあります。これはわんぱくな人が頼みますw

 

ソースは広島では「オタフクソース」や「カープソース」等を使います。今はオタフクソースは全国のスーパーで手に入るようですね。個人的にはずっとオタフクソースです。

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あとがき

調理時間は(材料のカット、下準備、生地作りは除く)おおよそ10分+ぐらいなので、材料やトッピングの用意ができれば比較的早く出来上がると思います。

 

最初は具材を乗せる順番が分からなかったり、「ひっくり返す」と「スライド」の手順が分からなかったりしますが、前述の「層」を意識すれば、なんとなくできるようになります。

食べる時に切り分けるのは、やっぱりヘラがあると雰囲気がでます。私はヘラを使うために鉄皿を用意しています。

(上の写真にある完成時の黒い皿は鉄製ですw)

もちろん、普通にお皿の上で包丁で切り分けても大丈夫ですよ!

 

慣れてくれば、普通に広島の町のお好み焼き屋さんぐらいの味になります😃✨

現に私の東京の行動圏内にある、残念な「なんちゃって広島お好み焼き屋さん」を余裕で超えていますww

是非、チャレンジしてみてください👍

 

 

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