CLICK“チェボンギュンの顔の骨の
今日は患者の方々だけでなく
医師の皆様にも
お願いしたいお話です。
間違った診断で
顔面輪郭手術を受けてみたら
顔が長くなり広くなり
結局、最善の手術である
両顎手術を
受け直すことがあります。
先週の日曜日にICCというInternational Craniofacial
Changgung Webinarで
大きな発表をしました。
講義のテーマは、
本来は
両顎手術後の副作用
不満足による再手術
だったんですが
自分がする両顎手術についての
色んな話の中に
こんな内容があります。
私が作った用語
CorrectiveOGS
(orthognathic surgery)
という用語があります。
CorrectiveOGSは
私の両顎手術の
60%を占めています。
まず、両顎手術は
命がけで受けなければな
また副作用100%だと
思い込んでいる方が多く
さらには医師さえも
まだ、昔と同じように
考えている方が多いです。
両顎手術に必要な所要時間は
2時間前後です!!!
下記のリンクを
直接クリックすると
回復過程が見られます。
私が先週
国際学会ウェビナーで発表した
スライドの中の一部です。
上記のスライドを見ると
Corrective OGSが
CBK整形外科全体の
OGSの60%を占めています。
つまり、私がする両顎手術の中で
60%が顔面輪郭を受けた後
不満足だったため受ける場合です。
顔がキュウリのように長くなり
広くなって
問題が深刻です。
これは、両顎手術と輪郭手術の
基本概念の不在から来る現象です。
私が今まで「誤った診断」で
何度も説明してきた部分です。
でもこのCorrective OGSが
まだまだ増えていますㅠㅠㅠㅠ
ちなみにOGSは
ここでは両顎手術のことです。
上のスライドで
Corrective OGSの概念について
説明をしました。
おそらく
私が初めて使用する用語だと
思われます。
この用語を使用したいなら
許可を得て使用してください^^
上に説明があるように
四角顎、頬骨、顎先などの
顔面輪郭手術を受けてから受ける
OGSですが
原因は医師の間違った診断
患者たちの経済的事情
または患者たちの手術に対する
誤解から発生すると書かれています。
勿論私が書きました。
実際、このようなCorrective OGS
に対する症例も一緒に
発表いたしました。
これは多分、
西洋にはあまりない現象です。
東洋と西洋の人種間の
anthropometric differenceが
大きな影響を及ぼします。
つまり、西洋人は
顔のプロフィールが
東洋人と違う面が多いのです。
プロフィールだけでなく
顔の水平的な幅
垂直的な長さなどが異なるため
このような現象は東洋で
多く発生する現象です。
その概念に基づいて
患者にアプローチし
診断を行います。
実際の患者の事例です。
上の写真は輪郭手術を受けた後
顔が長くなってしまって
私を訪ねてきた方の
両顎手術前後の写真です。
私の目には、はっきりとした違いが
感じられるのですが
一般的にはその違いは
それほど感じられないと思います。
この患者の場合
過剰な顎先フィラーで
顎先骨も溶けて凹んでいるのが
見られます。
これは大した問題ではないですが
顎先の手術は難しいですㅠㅠㅠㅠ
横顔のプロフィールビューを
ご覧ください。
上下の写真を見ると
青色の点線で示されているように
窪んだプロフィール(CONCAVE)から
膨れたプロフィール(CONVEX)に
変化した姿です。
このように膨らむと
立体的な顔型で
小さくてかわいい顔型になります。
最近、中央顔面部に
穴が開いているのがわかって
中央顔面部に
シリコンやボーンセメントなどを
入れることが多いですが
顔の中心軸を除いて補強するので
非常にぎこちないことが多いです。
根本的で自然な解決策は
両顎手術です。
他のケースをご覧ください。
この患者も
頬骨、エラ、顎先など
俗に言う顔面輪郭3種を
受けていました。
でも効果が少なく
むしろ顔が長くなりましたㅠㅠㅠㅠ
上の正面写真を比較すると
下顎位置や上顎の位置の変化で
プロフィールが変更され
これによって顔型が
変わったことが分かります。
より詳しく
どこがどのように変わったのか
プロフィールビューを
見てみましょう。
上下の写真を見ると
青色の点線で示されているように
プロフィールが
窪んだCONCAVEから
膨らんだCONVEXに
変わりました。
これは、いわゆる「CLOCKWISEROTATION」
すなわち回転という技術が入ります。 時計回りの回転です。
もちろん、時には
反時計回りの回転をしたりもします。 顔型に立体感があり
小さくなって
とても満足されました^^
本日は患者だけではなく
医師の皆様にも
お願いを申し上げています。
無条件に顔が大きければ
頬骨とエラと顎先のような
顔面輪郭手術だと
考えてはいけないという内容です。
実は整形外科は
外観を見る部分が主なので
間違った診断はありえないです。
内科や外科のように内部器官を
放射線検査という
影で判断するものではなく
目で直接確認できる学問なので
間違った診断が
出にくいはずなのですが…
おそらく、整形外科学の中で
唯一、間違った診断が
出やすい分野ではないかと思います。
上下の写真を見ると
正面からも顔が小さくなっており
特に側面の写真で噛み合わせ面が
正常角度に変わっていて
顔のプロフィールが変わった姿が
見受けられます。
もちろん、この方も
頬骨手術を受けてから
顔が長くなって
私を訪ねてきた患者です。
では、このように
輪郭手術を受けてから
両顎手術をするのに
別に問題はないのでしょうか?
最初の両顎手術が1
両顎手術後の両顎手術が2
という難易度なら
このCORRECTIVE両顎手術は
1.5です。
つまり、初めて両顎手術するより
難しいのです。
今日は
「顔面輪郭手術を
むやみにしないでください。」
というテーマで
患者の皆様と医師の皆様のために
文章を書いてみました。
癌手術だけでなく
美容手術も診断が重要です。
間違った診断によって
効果がない、あるいは逆効果になる
といったことが
あってはなりません。
そして上で述べたように
美容手術なのですから
正確な診断通りに
必ず全部手術する必要は
ありません。
患者が望む程度に
望む部位だけすればいいと
思います。
ただ、根本的な解決策が
両顎手術だという事実は
知っておいてください。
そうしてこそ
諦める部分は諦めて
無駄な時間、無駄なお金を
費やさなくてすみますから。