ハムバッカー付ストラトは誰が最初か? | おんがく・えとせとら

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 ハムバッカー付ストラトは誰が最初に使い始めたか?

 アラン・ホールズワース…というのが一般的な答えかもしれませんが、実はベイ・シティ・ローラーズのエリック・フォークナー(Eric Faulkner)ではないか?
 アランの使用はブラッフォード在籍時の1977年頃からと思われますが、エリックの場合はYouTubeで確認すると、74年にはすでにフロント、センターにハムバッカーを付けたストラトを使っているのが見えます。当時、すでに「BYE BYE BABY」のヒットなどで露出度も高かったので、アランも影響されたか?

 いえいえ、72年にはフェンダー社からハムバッカー付テレキャスター(シンライン、カスタム)が発売されているので、おそらくはそちらの方がストラトへの流用のヒントとしては有力ではないでしょうか?

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 さて、ベイ・シティ・ローラーズ。最近の「ペコリナイト」(原曲はSATURDAY NIGHT)をはじめカバー曲も多く、世界的なヒットメーカーだったため、YouTubeで動画もたくさん確認できます。…ありがたいね、YouTubeは。昔見逃した映像をはじめ何でもある!…が、残念ながら、予想通りというか生演奏がない。女性コーラスやらストリングスが絡んだり、誰も弾いてないキーボードが鳴ってたり、それっぽく聞こえてても最後にフェードアウトしたり、ほとんどが当てレコです。ということで、エリックの元祖ハムバッカー付ストラトの音もよく分からない。これは単なるファッションでしかなかったのか?
 そういえば、当時仲間内では、観客に両手を振っている間にもギターのフレーズが流れる「ベイ・シティ・ローラーズ奏法」、なんてジョークが流行っていたのを思い出しました。

 エリックのストラト、最初はメイプル指板・白ピックガードだったのが、後にはローズ指板、黒ピックガードのモノも確認できます。別のギターか?ムスタング同様のコンペティション・ライン入りストラトは、70年代にLAOXあたりからコピーモデルが販売されてたような気がする。