【読書】2025年8月に読んだ本 | いろいろといろ

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遅ればせながら、8月に読んだ本の感想メモです。水城せとなさんの「黒薔薇アリス」。最初は、ありがちなバンパイアものだと思っていたのですが、小学館 Flowers 2025年7月号の表現を見て震えました。

 

 

 

出展:小学館 月刊flowers 2025年7月号

 

 

 

死体に群がる蝶々。おぞましいのと美しいのが相まってなんとも。このシーンに目が釘付け。そして、全巻そろえて読み進めました。

 

また、出てくる洋館は横浜山手西洋館のひとつ、外交官の家。この家は渋谷にあることになっているのですが、この外交官の家はもともと明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅として、明治43(1910)年に東京渋谷の南平台にあったものをここに移築しています。バンパイアが日本にくるきっかけもウィーンに赴任していた外交官のつてを辿ってとなっていて、なかなか興味深い設定なんです。

 

 撮影日∶2025年9月21日

 

 

 
出展:黒薔薇アリス D.C.al fine

 

 

8月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:1824
ナイス数:33

黒薔薇アリスD.C.al fine (4) (フラワーコミックス α)黒薔薇アリスD.C.al fine (4) (フラワーコミックス α)感想
ディミトリとアリスのお話はここで最後。契約として行為に至るのではなく、お互いの気持ちを確かめ合って、高め合って距離を縮めていく流れが美しかった。ディミトリとアリスの種を引き継ぐのはどんな人なのか、櫂は種を受け継いだ彼をどうするのか。次巻が待ち遠しいです。
読了日:08月17日 著者:水城 せとな


黒薔薇アリスD.C.al fine (3) (フラワーコミックスα)黒薔薇アリスD.C.al fine (3) (フラワーコミックスα)感想
アーティチョークの花を持つ玲二。暴走するエドヴァルドに殺されかける櫂と血をささげるディミトリとクラレンス。日比谷のホテルで「僕に道を示してくれた」という玲二。マキシミリアンの心に支配されているように見えます。そして、ディミトリとアリスの種を守るために音叉を自分に突き立て、朽ち果てます。エドヴァルドは逆恨みして、櫂を襲撃し、バラバラに…。でも、ディミトリとクラレンスの血のおかげで櫂は元の姿を取り戻すのでした。1巻の「あの件」は「この件」だったんですね。


読了日:08月13日 著者:水城 せとな
黒薔薇アリスD.C.al fine (2) (フラワーコミックスアルファ)黒薔薇アリスD.C.al fine (2) (フラワーコミックスアルファ)感想
ディミトリがウィーンを離れた本当の理由、古い友人でアニエスカの許嫁のテオがやってきました。ディミトリと同じブラッドレイの種を引き継いで。彼と一緒にいるのはエドヴァルドという少年。エドは愛を独り占めしたくて暴走気味です。そして、テオは【ウィーンに自分の曾孫】がいることを告げて、【テオのまま】朽ちていきます。目の前で親友に死なれたディミトリの動揺が伝わってきます。玲二はテオの心を読んで、エドと行動を共にすることを決心します。あの家のヴァンパイアたちがバラバラになるのが哀しい。


読了日:08月12日 著者:水城 せとな
黒薔薇アリスD.C.al fine (1) (フラワーコミックスアルファ)黒薔薇アリスD.C.al fine (1) (フラワーコミックスアルファ)感想
始まりはあの家。櫂の語りから始まります。どうして、櫂だけが取り残されたのか、櫂の記憶をたどる物語です。そんな中現れたのは17歳の高校生 黎司。ディミトリの種を受け継いだ可能性が高く、声で人を自殺に追い込むことができる能力を持っています。 そんな中、ディミトリがいう「あの件」とは。そして「クラレンスの血」とは…。
読了日:08月11日 著者:水城 せとな


黒薔薇アリス(新装版) (6) (フラワーコミックスアルファ)黒薔薇アリス(新装版) (6) (フラワーコミックスアルファ)感想
「あたしから冷静さを奪う力のある人を選んだの。理性の羅針盤を狂わせる人を選んだの」とアリスが怒れば、ディミトリは「君のせいで(アニエスカを)もう思い出せなくなってしまった」と嘆く。お互いに気持ちは溝は埋まっていると 感じているものの、いま一歩踏み込めない。ディミトリはアリスの中の梓に接触をしますが、描き方が神秘的。
読了日:08月09日 著者:水城 せとな


黒薔薇アリス(新装版) (5) (フラワーコミックスアルファ)黒薔薇アリス(新装版) (5) (フラワーコミックスアルファ)感想
昔死んだマキシミリアンと章子の命を継いだのが双子の櫂と玲二。そんなときに光哉が現れ、アリスの中にいる梓をおいかけて一線を超えてしまいます。梓だったころの思いとアニエスカの体での行為と…。光哉の激しい揺さぶりに、ディミトリはアリスと距離をおき、カオスの渦の中にアリスは取り残されてしまいます。
読了日:08月07日 著者:水城 せとな


黒薔薇アリス(新装版) (4) (フラワーコミックスアルファ)黒薔薇アリス(新装版) (4) (フラワーコミックスアルファ)感想
彼らが大正時代に日本に来た頃に書かれた日記が出てくる。書いたのは章子。克明にディミトリとマキシミリアンを記録した日記が1908年と2008年の間を結んでいるのがすごいと思いました。 そんなときに彼らの家に現れたのはレオの種を宿した瞳子さん。彼女は小説を書きあげるため、30日の命を引き換えます。そして、最後の姿が描かれます。ページを繰る手が止まりません。
読了日:08月05日 著者:水城 せとな


黒薔薇アリス(新装版) (3) (フラワーコミックスアルファ)黒薔薇アリス(新装版) (3) (フラワーコミックスアルファ)感想
この世界のバンパイアの死に様が描かれます。繁殖のために捧げた命と知りつつも、準備ができていないアリス。レオはそんなアリスをおいて消えてしまいます。キラキラの渋谷と彼らの家とのアンバランスがまたいいですよね。
読了日:08月04日 著者:水城 せとな


黒薔薇アリス(新装版) (2) (フラワーコミックスアルファ)黒薔薇アリス(新装版) (2) (フラワーコミックスアルファ)感想
2008年の日本。教え子でありながら、愛してしまった光哉のために、100年も眠るアニエスカの魂になった梓。そして、梓の飼い猫チェシャに因んでアリスとして再生。そして、渋谷にある彼らの家は横浜山手西洋館のひとつ外交官の家にそっくり。そんなこともあってどんどんのめりこみます。
読了日:08月02日 著者:水城 せとな


黒薔薇アリス(新装版) (1) (フラワーコミックスアルファ)黒薔薇アリス(新装版) (1) (フラワーコミックスアルファ)感想
7月28日のFlowersの「黒薔薇アリス D.C.al fine 」連載を見て、その美しさに震撼。それまではよくあるバンパイアものねという印象でしたが、物語の世界に惚れました。このお話は19世紀末の香り残るウィーンから始まりますが、ウィーンの描写もすばらしいです。
読了日:08月01日 著者:水城 せとな

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→やっぱパウンドケーキですかね。

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