光線のいい休日は、どうしても外に出たくなります。午前中、「藁にもすがる獣たち」を見た後、13時前に北鎌倉に到着。今回は円覚寺に行ってきました。
実はJR横須賀線が円覚寺の境内をまたいでいるという、大きなお寺さんです。
■境内案内図
パンフレットより
※(ご参考)オフィシャルサイトのPDF
もう4回目なんですが、まだ肚落ちしていないところがあります。昨年、鎌倉五山と鎌倉宮に参詣して、だんだんじわじわきています。
■円覚寺の開山
倉時代後半の弘安5年(1282)、ときの執権北条時宗が中国・宋より招いた無学祖元禅師により、円覚寺は開山されました。開基である時宗公は18歳で執権職につき、無学祖元禅師を師として深く禅宗に帰依されていました。国家の鎮護、禅を弘めたいという願い、そして蒙古襲来による殉死者を、敵味方の区別なく平等に弔うため、円覚寺の建立を発願されました。
寺号については寺を立てる工事の起工の際に地中から円覚経を納めた石櫃がでてきたためであるという。また、山号は開山の無学祖元が説法をしていると多くの人に混じって白い鹿もその説法を聞きにきたためだという。境内には現在、白鹿洞なるものがある。
↑の立札より
白鹿洞
円覚寺開堂の日 開山無学祖元禅師の説法を聴こうとして集まった多くの人々とともに、この洞穴より白鹿が群れをなし禅師の説法を聴いたという。大衆は大いに驚異し、奇塙譚により、山号を「瑞鹿山」と定めた。これはお釈迦様が初めて説法を行った鹿野苑の事例に擬したという。
寺号は円覚興聖禅寺というが、興聖の号は開山国師ゆかりの地、怪山の「興聖萬壽禅寺」に由来している。
↑いつも暗くて写真が撮影できなかったのですが、やっと宿題を果たせました。不思議なお話ですね。
■絵馬も白い鹿
円覚寺はあまり梅のイメージはなかったのですが、龍隠庵や方丈の梅がきれいでした。
■龍隠庵
仏塔から境内を一望
↑13時すぎ。雲一つなくいいお天気でした。
降りる階段から
龍隠庵に行くまでにあったお地蔵様
桂昌庵で河津桜が満開
妙香池にくると、すごい梅の木をみつけました。
梅の花…
↑よくよく見ると、幹がすかすか…
枝の勢いはすごいけど、
木が立っていること自体が不思議
他の場所だったら伐採されそうな…
伐採するのは簡単。でも、必死で花を咲かせている。この木を支える慈しみと自然の「精」を感じました。
↑赤みがかった蕾、白い花びらの具合、神がかっているような気がしてきました。
■黄梅院
その横には黄梅
わたし、「黄梅があるから」黄梅院と思っていましたが、京都大徳寺にも黄梅院があります。どうも臨済宗で塔頭がある寺院のことを黄梅院と呼ぶようです…。
三椏(ミツマタ)の花
ちゃんと咲いているのを初めて見ました。
■方丈
お菓子みたいな紅梅
食べたい…
白梅
しだれ梅
方丈にある百観音霊場
石のスレートに絵で表現された観音様も
方丈で春を呼ぶ福寿草も見つけました。
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