2019年、日本は「キャッチオール規制」で従来、韓国をホワイト国(グループA)としていたのをグループBに分類を分けました。
理由は、2019年1月と5月に日本から輸入した約4万キロの高純度フッ化水素が、不良品だったとして返品した際、たった120キロしか返品されていなかったこと、およびEUではこれまでの韓国のずさんな管理体制を受けて、ホワイト国相当の措置を取りやめました。
そのときに、以下の事象を書いた記事をみておりました。
「不思議な取引協定がイランと韓国の間で締結されている。2018年12月2日,イランと韓国の間で「物々交換」での取引が合意されたそうだ。イランは原油,韓国はイランが国際市場では手に入らない「物質」を提供する。つまり,韓国は「物々交換」により,アメリカのイラン制裁の裏をかこうとしたと解釈できる。」
「イランが核開発を再開したとき,手に入るはずのない高純度のフッ化水素が使用され,その出どころが日本(製)」
この記事には、「韓国は日本のフッ素と原油を物々交換していたのではないか」という推測がありましたが、その色を濃くする事件が起こりました。
1月4日、イランが韓国の化学物質運搬船「韓国ケミ号」を拿捕しました。そして、「韓国政府がイランの資金70億ドルを人質に取っている」と主張しているそうです。
(抜粋ここから)
イラン政府のアリ・ラビエイ報道官は5日(現地時間)、インターネットで生中継された記者会見を通じ、韓国船舶の拿捕はイランの人質劇という主張を一蹴したとロイター通信が伝えた。ラビエイ報道官は「イランの資金70億ドルを人質として取っているのは韓国」だとしながら、「我々はそのような主張に慣れているが、もし人質劇が存在するとすれば、それは我々の資金70億ドルを根拠なしに凍結した韓国政府だろう」と主張した。
米国が2019年9月にイランを特別指定国際テロ組織(SDGT)に指定したことで韓国に凍結されている約70億ドルの原油決済代金に言及したのだ。
4日(韓国時間)、ホルムズ海峡で韓国船籍のタンカー「韓国ケミ」に近付くイラン革命防衛隊海軍の艦艇/ロイター・聯合ニュース
(抜粋ここまで)
出典:ハンギョレ新聞
勝手に、アメリカの裏をかいてイランと物々交換の条約を結んだのにも関わらず、「アメリカが2019年9月にイランを特別指定国際テロ組織(SDGT)に指定したことで凍結した」なんて、ちょっと考えられません。
イランもアメリカも裏切っています、この国は。こちらのほうも目が離せません。
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