昨年、日本は「キャッチオール規制」で従来、韓国をホワイト国(グループA)としていたのをグループBに分類を分けました。今回、明らかになったのは、アメリカ製のレーダー部品が中国に輸出していた韓国企業がアメリカの検察局によって摘発。

 

【1】これまでの経過について

■キャッチオール規制:

国家による大量破壊兵器等の開発・製造や通常兵器の過度な蓄積を阻止するため、その可能性のある製品の輸出を規制することを目的として、キャッチオール規制が制定されている。

 

■理由:

明確な理由は公開されておりませんが、「2019年1月と5月に日本から輸入した約4万キロの高純度フッ化水素が、不良品だったとして返品した際、たった120キロしか返品されていなかったこと、およびEUではこれまでの韓国のずさんな管理体制を受けて、ホワイト国相当の措置を取りやめていること」が影響しているという見方の記事がありました。

 

※追記

フッ素の輸出については興味深い記事がありましたので、リンクを追加します。

 

【世界評論IMPACT】なぜ,韓国はホワイト国(Aグループ)に戻れないのか

 

(抜粋)

というのは,当時韓国内でもなぜ日本からの高純度フッ化水素の輸入が急増したのか。どう使用されたのか,が話題になっていたようである。韓国政府の説明は,品質不良のため日本に返品した(数十万トンという説もある,2018年だけでも約3300トンが行方不明になっている)という。しかし,現実には一つも日本に戻っていない(ただし,120キログラムの返品があったという説もある)。日本海を渡る間に消えてしまった。つまり「瀬取り」で消えたと考えられる。あくまでも推測にすぎないが,これが韓国とイランの間の「物々交換」協定の目的ではなかったか。

(抜粋ここまで)

 

 

韓国がWTOにこの措置を提訴していますが、アメリカは日本の措置を尊重する姿勢です。

米、日本支持を鮮明に 日韓紛争「WTOにそぐわず」

 

 

(抜粋)

韓国が世界貿易機関(WTO)に提訴した貿易紛争で、米国は29日のWTO会合で日本への支持を鮮明にした。米国は「日本の措置が安全保障を考慮している限り、この問題のWTOによる裁定は不適切だ」と、日本側の主張に沿った意見を表明した。

(抜粋ここまで)

 

下のような事件が起きているので、妥当ですね…。

 

【2】今回、問題になったこと

 

出典:韓国企業、過去に中国に米国製「レーダー部品」販売…最近公開された理由は?

 

(抜粋)

 京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)に本社がある通信・ネットワーク会社A社は2013年5月、米国で生産された電力・電波増幅器を購入した。中国に輸出するための流通業務だった。

問題は米国がこの増幅器を戦略物資に指定し、中国など特定国に輸出されるのを統制している点だ。対空ミサイル(Antiaircraft Missile)レーダーなどの部品として使用される可能性があるからだ。

しかしA社はこの増幅器の最終使用場所を韓国または香港として虚偽書類を作成し、通関当局に提出した。韓国のある公共機関が使用することになったという内容の書類も添付したが、虚偽であることが調査で分かった。

米検察はA社が翌年までこうした手法でおよそ20回にわたり計81万ドル(約8730万円)分の統制物資を搬出したと見なした。そしてA社と同社のB代表を武器輸出統制法(Arms Export Control Act)違反容疑などで米裁判所に起訴した。

 

 


 

 

にもかかわらず、

 

あちらの国では徴用工問題の報復とマスコミは騒いでおります。そんな中、あちらの司法は北朝鮮の金委員長に慰謝料を請求する判決をくだしました。

 

【FNNオンライン】金委員長に賠償命令…「徴用工訴訟」で三権分立主張の韓国政府が迎える苦境

 

 

(抜粋)
問題の訴訟は1950年に始まった朝鮮戦争で北朝鮮の捕虜となった2人の男性が起こしたものだ。原告側の資料によると、2人は1953年に休戦協定が結ばれた後も北朝鮮に50年近く抑留され、強制労働をさせられたと主張していて、金正恩委員長と北朝鮮政府を相手取り、合わせて12億ウォン、日本円で約1億円の損害賠償を求めた。

当然だが被告である金委員長は法廷には現れず、被告不在のまま裁判は進んだ。そしてソウル中央地裁は7月7日、金委員長と北朝鮮政府に対して、合わせて4200万ウォン、日本円でおよそ380万円を支払うよう命じる判決を言い渡したのだ。北朝鮮政府や要人を相手取った韓国の裁判で、損害賠償を命じる判決が出たのは初めての事だ。


(略)

「徴用工」訴訟における日本政府からの問題解決要求を突っぱねる中で言い続けた「三権分立」「司法に介入しない」との主張がブーメランとなり、韓国政府に跳ね返ってきた形だ。「三権分立」を尊重するのであれば、北朝鮮を強く刺激する可能性の高い判決が出ても、韓国政府は手を出せない状況となったからだ。

この判決は北朝鮮の「最高尊厳」である金委員長へ賠償を命じるものであり、脱北者団体によるビラ以上に北朝鮮の怒りを買う可能性がある。判決翌日となる7月8日現在、北朝鮮は沈黙しているが、どんな反発を見せるのか注目される。
(抜粋ここまで)


あちらの司法は、幼稚な正義や了見で裁くのを楽しんでいるとしか思えません。いまに司法もメスが入るのでは…('◇')ゞ。

金委員長、北朝鮮の動きが気になります…。

 

■過去ブログ記事

【雑学】#韓国 #ホワイト国除外 に対する対抗策と韓国の経済状態

 

 

【井戸端】徴用工問題と北朝鮮