2011年10月東京国際映画祭で、ジャッキーチェンが主演する「1911」を鑑賞しました。
当時の感想:
(抜粋)
映画自体は1911年の辛亥革命から100年後ということで、この作品の制作が企画されたそうです。宣統帝溥儀が退位し、革命の目的を達成したとして、孫文が臨時総統の地位を退位したところで、映画はラストになりますが、そのときジャッキーが演じる黄興のセリフが心に残ります。確か、「君の後、袁世凱がつぐと革命の理念は失われる」ようなことを言っていたと思うのですが、それは、歴史が証明しました。また、今の中国に対するメッセージを持っているような気もします。
(抜粋ここまで)
で、今、ジャッキー・チェンが国家安全法を支持 香港・台湾・日本が呆れる中国べったり言行録なるものが出ました。日本や台湾、香港を悪くいう語録の集大成をデイリー新潮さんが集めています。
以下のサイトで反対派の言い分と賛成派の言い分が記載されていました。
【ITmedia】ジャッキーは国家安全法支持 安定か混乱か、“ビジネスしやすい”香港はどうなるのか
(抜粋)
■反対派の言い分
香港国家安全法が「香港の安全と安定のため」だと言っているが、反対派はまさにその真逆だと見ている。市民の活動や権利、そして民主化運動が制限されることになると主張し、中国共産党の価値観が押し付けられ、自治もクソもない「香港終了」になるとの声も上がっている。
香港市民はこれまでも中国共産党の「存在」は十分に肌で感じていたが、それがはっきりと「目に見える」状態になると警戒しているのである。例えば、香港国家安全法ができれば、中国は香港に安全保障機関なるものを設置し、香港市民を取り締まるという。悪名高い中国の諜報機関である国家安全部(MSS)が大手を振って活動することなり、恐怖が社会に蔓延する。以前話を聞いた英情報関係者は、「MSSは拷問や抑圧などを容赦なく平気で行うことで知られている組織で、秘密警察のようなものだ」と語っていた。
■賛成派の言い分
香港は中国へ返還されてからずっと、自分たちで安全保障の法律を作ることができた。香港の憲法といわれる香港基本法の第23条は、反逆行為や分離独立活動、扇動、政権転覆行為、さらに香港内の政治組織が外国勢力と手を組んで反政府活動を行うことを禁じる安全保障についての法律を、香港政府が自分たちで制定させる必要があると定めている。だがこれまでずっと、反対などが起きて成立させることができなかった。
(抜粋ここまで)
治安的には法律は大歓迎ですが、どんな基準で施行されるかどうかが不安というところでしょうか。人権侵害にならないように祈るばかりです。
ただ、アメリカが介入したがっているのは、また違うような気がします…。