【災害その他】コロナウィルス感染拡大で感じたもの #慢 #七慢 | いろいろといろ

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自分で過去の文章を見て、「ああああああ はずかしい~」と思うのは、視野が狭いのに知ったかぶりして書いている文章。特に10代の頃の文章なんて、燃やしてしまいたいくらいです。何がいやかというと、自分が「」心していたことがわかること。だから、10代~20代はエンジン全開でつっぱしってました。


「でも、いつもエンジン全開はだめだよ」と諭されまして…('◇')ゞ、いまはゆるゆるです。すんません。

 

 


 

出典:やさしい仏教 我慢・七慢

(抜粋)

他人と比べて、自分を誇ったり過剰評価して、思い上がる心を慢といいます。家柄、財産、地位、知識、能力、容姿など、比べることの出来る事柄では、何にでも起こりえる煩悩のひとつです。

(略)

 
七慢(しちまん)

1.慢(まん)
  自分より劣っている人に対しては自分が勝っている、とうぬぼれ、同等の人には、自分と等しいと心を高ぶらせる。
 
2.過慢(かまん)
  自分と同等の人に対して自分が勝っているとし、自分以上の人は自分と同等とする。
 
3.慢過慢(まんかまん)
  勝っている人を見て、自分はさらに勝っている、とうぬぼれる。
 
4.我慢(がまん)
  自負心が強く、自分本位。
 
5.増上慢(ぞうじょうまん) 
 悟っていないのに悟ったと思い、得ていないのに得たと思い、おごり高ぶる。
 
6.卑慢(ひまん)
  非常に勝れている人を見て、自分は少し劣っている、と思う。
 
7.邪慢(じゃまん)
  間違った行いをしても、正しいことをしたと言い張り、徳が無いのに有ると思う。

(抜粋ここまで)

 

さすが経典目

仏教は人間の分析がすごい宗教だと思います。うちの家族にいえることかもしれませんが、「慢心」にふけることは、父母からすごく注意されたと思います。でも、ほめてもらえると「増上慢」というところにぶれてしまうことはよくありました。まあ、素直に喜んだほうが脳にはいいですよね。


でも、そればっかりになると「井の中の蛙」になるので、なるべくブログを書くときは、事実を記録する、事実に対して自分がどう思ったか、何に気づいたか(それは紛れもない事実)を書いていくようにしています。

 


 

 

ところで、今回のコロナウィルス感染症拡大の中、いろいろな国の駆け引き、自粛警察の様子、それをののしるSNSを見ていると、「」に反応している人は意外に多いのかなと思います。

 

また、欧米では警察がアフリカ系アメリカ人の首を抑えて、結局死に至らしめたことをきっかけで、大騒動。この大騒動は2010年~2011年にチュジニアから始まったアラブの春を思い出します。

 

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/アラブの春

 

2010年12月17日、チュニジア中部シディ・ブジド(英語版)(スィディ・ブーズィード)にて失業中だった26歳の男性モハメド・ブアジジ(ムハンマド・ブーアズィーズィー)[32](アラビア語:محمد البوعزيزي)が果物や野菜を街頭で販売し始めたところ、販売の許可がないとして警察が商品を没収。これに抗議するためにガソリン(もしくはシンナー)をかぶり火をつけ、焼身自殺を図った。チュニジアでは失業率が公表されている14%よりも高く、青年層に限れば25〜30%という高い水準に達しており、同様に街頭で果物や野菜を売り生計を立てる失業者も多かった[32][33]。このトラブルがブアジジと同じく、大学卒業後も就職できない若者中心に、職の権利、発言の自由化、大統領周辺の腐敗の罰則などを求め、全国各地でストライキやデモを起こすきっかけになったとされている。次第にデモが全年齢層に拡大し、デモ隊と政府当局による衝突で死亡者が出るなどの事態となった。やがて高い失業率に抗議するデモは、腐敗や人権侵害が指摘されるベン=アリー政権の23年間の長期体制そのものに対するデモとなり、急速に発展していった[32]。その後、チュニジアの政権は崩壊した。

 

 


 

 

今回は、コロナウィルス感染症拡大によって、経済の立て直しの見通しが見えないこと、特に欧米は強制力がある中国と同じように、強力なロックダウンを行ったこともあり、店頭から物がなくなり、職を失う人が多くなりました。そんな中の差別行為に今までの歴史的な恨みつらみが表に爆発したように思います。

 

 

アメリカの大統領はガス抜きのために「中国の隠蔽」「WHOの政治的関与」疑惑をプロパガンダし、WHOも中国も当然認めません。(わざわざ、じゃれあっているのか…うーん)その中で、台湾は実際に医師の資格を持つ高官が武漢の様子を視察して、感染症の深刻さを肌で感じ、直ちに水際対策を施したのが、勝因かと。

 

出典:【産経新聞】コロナ 台湾に学ぶ

 

(抜粋)

荘氏は「感染者の具体的なケースをひとつずつしつこく聞き続けた」結果、ようやく中国側の責任者らしき人の口から「人・人感染の可能性は否定できない」との言質を引き出した。中国が公式に「人・人感染」を発表するより一週間以上も前のことだった。  荘氏はその後、武漢市内の病院を視察し感染病棟が担当の医療スタッフ以外は完全立ち入り禁止となっている状況を見て、「病院側もウイルスの危険性を認知している」と判断、「『人・人感染』を確信した」という。

(抜粋ここまで)

 

台湾からの声は残念ながら、マジョリティにつぶされてしまいましたが。このつぶされてしまったのも、私達の慢心とかおごりだったのかなと…。ですが、日本では中国、韓国、欧米のような国の強制力はありませんでしたが、個人個人の行動変容の効果があったのだと思いたいです。

 

 

中華街も人が戻ってきています。

 

■神奈川県がチェックしたお店には証明書があります。

 

緊急事態宣言解除時は2桁だった新規感染者数も昨日は0人、今日は1名でした。

 

慢心せず、やっていきたいです(自分に言い聞かせる)

 

ではでは。