訳がわからなくても見に行くのがルキーノ・ヴィスコンティ監督作品。午前10時の映画祭で、デジタルリマスターされたこの映画、3回目を見てきました。
3回目にして、やっと映画に共感して、心を動かされました。
■概要
心臓病を患ったグスタフ・アッシェンバッハ教授(原作は小説家ですが、映画では「トーマス・マンと親交があったグスタフ・マーラーをモデルにしているのでは」との憶測が多いです)は静養のためヴェニスにあるリド島に長期滞在する。退屈な滞在生活の中で目にとまったのはあるポーランド一家の少年タジオ。
#そのタジオにひかれる比喩かのように、同僚のアルフレッドにこんな風に語ります。
「思い出すのは、同じ砂時計を持っていたこと…昔、父の家にあったものだ。逆さにすると、細いくびれの部分を通って砂が落ちるのだが、上にある砂の量はつねに変わらないように見える。砂は、下にある球体へと流れ出る最後の一瞬を待っているかのようだ。とてもゆっくりと落ちるので、そんな風に考える時間がある。だが、ついにすべての砂が流れ落ちる最後の瞬間、もうその時間はない…砂時計は空っぽになっているのだ」
この言葉と同じように、モラル(当時は同性愛は罪悪で教授の信念に反すること)の中で安全を見出すんですが、まるで純粋な美の結晶のようなタジオに出会い、気づかないうちに、タジオの家族そしてタジオを追いかけるんですね~。ところが、ベニスの街ではアジアンコレラが蔓延し、死の街と化し…
。
…という物語なんですが、20代のときに見たときは、主役のグスタフ・アッシェンバッハ教授がタジオに惹かれる気持ちは正直共感できませんでした。タジオ役のビヨルン・アンドレセンの美しさがたぶん日本の少女漫画界に与えた影響は大きかったと思うんですが、ほとんど共感できませんでした。
ところが、キアヌ・リーブスでおっかけの洗礼を受け(今もこのときの友人とは関係が続いていますが、みんな異口同音に「これだけ追っかけたのはキアヌが初めて」と言っています)、今はVIXXくんたちの界隈にいるわけですが、正直、衝動的に走ってしまいそうな場面に遭遇するのを経験して初めて、教授のことを理解できました。
キアヌさんはファンを育ててくれるから楽なんですが、VIXXはファンにやさしすぎて意外に地獄
…。
「もうここにいてはいけない
」と警鐘を鳴らしている自分と「まだまだ応援したい
」と思う自分とに心が引き裂かれそうです。
ストレスが昂じて、こんな手術も受けたりして。
(映画「レプリカズ」より)
コレラが蔓延しているのがわかっていてもベニスから離れられない教授と同じように、私もこの地獄から足を洗うのが難しく…。
やっと兵役に行ってくれる…と思っていたら、これ…。
「なんとかいけそう…」とほっとしている自分がいたりして…('◇')ゞ。
Death in VIXXというかDeath in LEOな私だったんでした~。
■参考リンク
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