【読書】2019年9月に読んだ本 | いろいろといろ

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もう1カ月たっちゃいましたが、8月末に見たミュージカル「マリー・アントワネット」の違和感の原因を探して、フランスの歴史関係について、読書が多かった9月でした。ちょっと面白いことがわかったので、別のブログ記事でおこそうと思っています。

 

 

9月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1858
ナイス数:21

王妃マリーアントワネット(下) (新潮文庫)王妃マリーアントワネット(下) (新潮文庫)感想
連載当時に挿絵が楽しみでよく読んでいました。今回、MAのミュージカルの原作ということで、読みましたが、遠藤周作氏のフランス革命に対する考え方がみえてくるような。特に修道女アニエスにそれを語らせている感じがします。ただ、ちょっと違和感があります。その正体はわかりませんが。
読了日:09月30日 著者:遠藤 周作
王妃マリーアントワネット(上) (新潮文庫)王妃マリーアントワネット(上) (新潮文庫)感想
歴史ものを扱った小説を読んで、文脈の向こうに作者の国柄、作者自身を見る様な気がしています。いろいろな文献を読んだ後に読むと、これは作者が作ったマリー・アントワネット像だったのかと思い当たりました。歴史小説で歴史を知ったつもりになってはだめですね…。
読了日:09月30日 著者:遠藤 周作
朗読のススメ (新潮文庫)朗読のススメ (新潮文庫)感想
この書籍からは学ぶことが多いのですが、今回は第三章の一節を引用します。「文化というものの基礎はすべて形です。芸術の基礎も形です。形をマスターしていない状態で自由にやって、しかもうまくいくとはあり得ません。(略)言葉は形です。文字も形です。形だから教えることができるのです。するとみんながその形を意識します。だから分かり合えることになるのです。(略)しかし、似非知識人たちが教育の場で自由という観念を誤って伝えてしまいました。自由は勝手きままにすりかわります。そして形の概念が崩壊してしまいました」
読了日:09月30日 著者:永井 一郎
朗読のススメ (新潮文庫)朗読のススメ (新潮文庫)
読了日:09月30日 著者:永井 一郎
サラディンの日 (プチフラワーコミックス)サラディンの日 (プチフラワーコミックス)感想
佐藤賢一氏の「テンプル騎士団」の後、再読。テンプル騎士団を最初に知ったのは世界史だったけど、この「サラディンの日」で、その他の聖ヨハネス騎士団など、ほかの騎士団があることを知ったんでした。当時は単なるキーワードだったけど、改めて読むと、漫画家の調査力と深い洞察に心打たれます。私、なんて素敵な10代を送っていたんでしょうか…。
読了日:09月28日 著者:青池 保子
テンプル騎士団 (集英社新書)テンプル騎士団 (集英社新書)感想
フランス革命の際、王族がとらわれた「タンプル牢獄」。タンプル牢獄自体は王弟アルトワ伯爵の持ち物で、国王夫妻も若いころは来たことがある場所だったという記述に惹かれ、そもそも持ち主のテンプル騎士団はいったいなんだったのかということを知りたくて購入。現在の姿から一気に1000年前に遡って、わかりやすく解説されています。この著作を読んで、佐藤賢一氏の「フランス革命」も読みたくなりました。
読了日:09月26日 著者:佐藤 賢一
ミステリと言う勿れ (5) (フラワーコミックスアルファ)ミステリと言う勿れ (5) (フラワーコミックスアルファ)感想
ン十年ぶりに毎月の雑誌の発行日が待ち遠しい日々を送っています。今回のテーマは虐待といじめ。テレビCMの「ミステリといっしょにあなたの悩みも解決」というキャッチフレーズは、【ほんとう】です。 「土下座に意味があるということは、あなたはそうしろということがとてもイヤだということなんですね」 ちょっとしたところに微妙な伏線を感じさせてくれます。「もしや…」と思ったら、思いもかけない展開に。ところで、整くんがロクにプレゼントした「印象・日の出」ハガキを国立西洋美術館でみつけて、自分にプレゼントしました~。
読了日:09月13日 著者:田村 由美

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レオさん、キャリアをつけた数年後、もっと凄みのあるフェルゼン伯爵になっていると思います。地道にがんばれ~。今はそれしかなーい。