4回のうちで、昨日の公演に一番心を動かされました。
■2月8日と2月9日の配役
ちなみに指揮はどちらともムンジョン監督。
2月8日15時00分
2月9日19時00分
■感想
まず、アンサンブルのトートダンサーズ。筋力アップしたのか、羽の動きが滑らかになってました。最初「重そう」という印象があったのですが。だから、レオさんの【決めの指先】や腕の流れるような動作がより強調されてよかった。
また、トートがパワーアップしてました。
フランツの歌からトートの歌への繋ぎがいままで弱い感じでしたが、2月9日はエリザベートの中のフランツの心をくみ取りつつ、誘惑しているという感じでした。
「エリザベート」は他のミュージカルと違って各登場人物や時代の旋律の迷路をトート(死)があちこちで歯車を狂わせて虎視眈々と狙ってる。ルケーニがそれを俯瞰して見ているような構成になっているような気がしてまして…。死をキャラクター化しているのでわかりやすいんですが、すごい洞察力で作られた舞台だと思いました。
そして、レオさんのトートではいままで、フランツやルドルフが置き去りになってた感じがあったのですが、いい感じにまとまってきたのかも。
それを受けての「最後のダンス」、「闇が広がる」は「エリザベートは抗っているように表面は見えるけど、実は望んでいるのかも」という感じがすごく出ていたのかなと。
もちろん、カリスマ性をもってガンガンいくのもありなんですけどね😃。
ところで、カン・ホンソクさんも最後だったんですが、恒例の観衆いじりのターゲットはなんとムンジョン監督。慌てぶりがおかしかったです。
ヨンスクさん、お疲れさまでした。