4月7日からTBS系列で宇宙戦艦ヤマト2199が放映されています。実は第1話の伏線がようやく第17話で生きてきます。
その鍵の一つが、中原中也の詩
「親友を死なせてしまった」という十字架を背負った真田さんが打ち捨てられた敵の基地を見て、逝ってしまった親友を思ってつぶやくのがこの詩(うた)。
汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる
でも、親友の弟は、虚空に散った兄を想いつつも、真田の心の十字架をいっしょに背負うんです。
「例え、真実を知っていても、兄はやっぱり行ったでしょう。 兄はそういう人ですから」
汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
汚れつちまつた悲しみは
倦怠(けだい)のうちに死を夢む
回想シーンで、爆弾が落ちる空を見ながら、親友と真田がこの詩の続きをくちずさむシーンが美しすぎて…何回思い出してもすごすぎて…。
※第5章の予告編にその片鱗があるので、どうぞ→(このリンクをクリック)
でも、もう大スクリーンで見ることができないんだぁ。
わぁぁぁん

■関連リンク
★引用した中原中也の唄は「山羊の歌」に収録されている「汚れつちまった悲しみは」です。
★宇宙戦艦ヤマト2199オフィシャルサイト
★MSN産経ニュース
■過去ブログ
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