
想像以上のカタルシスで第1章~第5章まで皆勤賞です。第3章、第5章の舞台挨拶のチケットはとれませんでしたが、劇場限定のBDは必ず購入しています。
最初は、次は最終章を見ればいいだろうと思っていたのですが、予告を見ると、次をみずにはいられない~。私にとっては中毒になりそうなやばい作品です。
■第5章の予告
ちょっとGirlsの描き方については、ちょっと難ありですが、こんなにも愛のこもった手書きと3Dが融合した斬新なメカの動きはなかなかお目にかかることがないので、今しかない映画館上映に通いつめています。
また、音響の効果音が分厚いこと!映画館でみないとこの音響のすばらしさを体感できないんです。今日は1500円で大マゼラン星雲までいってきました。
第6章は6月15日、第7章は8月24日の公開です。
あと2章しかないと思うとさびしいかぎりです

ところで、今回、宇宙戦艦ヤマト2199のビジネスモデルが産経ニュースで話題になっています。
(産経ニュースより)
これまでは、まず漫画誌などでの連載で認知度を高めてからテレビアニメ化し“テレビ効果”でコミックスなどの売り上げを増やしつつ、映画化によってDVDを売るという流れでした。
ところが今回のリメイク版ヤマトは、いきなり映画館で上映し、それを順次DVD化、最後にテレビアニメ化するというこれまでと真逆の流れです。しかし、この挑戦的な逆転の発想が大当たりしたのです。
#そうなんです。私は毎回映画に3回以上行って、BDとパンフレットを買っているので、毎回15000円ほど払っている計算になります。5回行くと7万5千円。私一人でそうなんですから、1万人とちょっとで10億円回収できますよね。
(産経ニュースより)
そして今回のリメイク版ヤマトの最大の功績は、全く新しい“アニメ市場”を創出した点にある、と言えそうです。
「大人になってからアニメ映画になど見向きもしなかった団塊ジュニア以上の世代の開拓に成功した。ヤマトは、内容さえ良ければこうした世代もお金を払ってアニメ映画を見ることを証明し、新たな市場を創出した」。多くの業界関係者はこう指摘します。
#従来のファンがこの世代ですから汗。
私がびっくりしているのは、地上波が始まってから10代の観客が増えたことです。10代だとみるものに一極集中すると思うのですが、あえてヤマトに払って、で、目をキラキラさせて、こんなことを言っているんです。
「絶対、映画館でみないといけないよね!この映画!」
内心、「あんまり入れ込んで自分の人生をロストしないでね…」と思いつつ、熱い愛情みたいなものを感じて、なんかうれしかったです。
映画館で見ることの醍醐味をきっちり教えてくれているんですよね。この映画。
私、スティーブン・ジョブスっていう人自身は大好きなんですけど、ご本人が気が付かない間に、映画とか音楽のコンテンツの質を下げててしまうことの一因を作ってしまったと思っているので、全くこの方を評価できないんです。
この人のおかげで、コンテンツのプロフェッショナルの仕事のすごさを理解してもらいにくくなったと思い込んでいるんですよね。どんなに作りこんでも、スマホやタブレット端末の小さい画面で「面白い」「面白くない」だの切り捨てる人が増えたんでは、コンテンツの世界は質の低下を招くだけなんです!!

(ジョブスのファンの方々、すみません)
ヤマト2199みたいな作品がテレビでも放映されて、劇場でも同時に上映されて、アーティストが骨身を削って作り上げた世界を体感させてくれる「場」を作ってほしいと思うんですね。ほんとうに。そうでないと、うすっぺらいコンテンツしかない世界になってしまう気がして・・・。
勝手なひとりごと失礼しました
■関連リンク
宇宙戦艦ヤマト2199オフィシャルサイト
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