
2010年10月に上信電鉄のイベントに参加していたのですが、今回、世界遺産推薦が決定となった富岡製糸場やいくつかのお店が行けずじまいだったのです。今回は、そのリベンジです。
■富岡市立美術博物館
私は8時30分から並びはじめましたが、すでに長蛇の列になっていました。
実は先着20名の人には、直筆のサイン入り色紙をいただけることになっているのですが、昨日の夜から並ぶ人があり、15日の早朝5時にはもう20名になって打ち止めだったそうです。


#深夜、明け方には小雨が降っていて、寒かったでしょうに、お疲れ様です。
9時少し前には地元の消防団の方々が、松本零士作品に関係のある銀河鉄道999(劇場版)のテーマの「出発」と「宇宙戦艦ヤマト」を演奏!!

「宇宙戦艦ヤマト」という楽曲はすばらしく場が盛り上げます。すばらしい演奏を動画で撮影しておけばよかったと後悔しきり。
#だって、このときは予行演習だって思っていたもので

さて会場に入るとすぐに、にぎやかな物販コーナーがあります。
必ず買うと決めていたのは公式本である「零BOOK」(500円)。ほかに松本氏公認の同人誌2冊と銀河鉄道物語のスピンオフのドラマCDのセットと「超時空戦艦まほろば」のQUOカードを買ってしまいました。バーゲンでは「魔法」にかかりやすい私ですが、今回もその魔法にかかったようです


物販に気をとられているうちに、いつの間にか開会式が始まる9時30分。今回、この開会式を見るためにきたのに、それを逃してしまっては元も子もありません。開会式の会場である2階のエントランスに駆け上がると、そこはすでに観客と報道陣でいっぱい。
富岡市長がまずスピーチをされ、その後に松本先生がご登壇。
富岡の緑をご覧になって「(故郷の)長野が懐かしくなる」とおっしゃっていたのが印象的でした。

また、ご自身が小学生だった昭和20年から漫画を描いていたことなど生い立ちを説明され、今が大変革の時代であること、「全世界が力を合わせて明日を創っていかないといけない」といった思いをスピーチされました。
#まわりの雑音がひどくて、よく聞き取れませんでした。違っていたら、ご指摘ください
…。

さて、スピーチが終盤に入ったところで、ふと周囲を見ると、「あれ?」

真ん前でテープカットっすか!!きゃー


こうやって、第1回零士ワールドサミットは開幕したのでありました。
展示物については…どっちかというと…掘り出し物を探しに行く感覚で行ったら楽しめるものです。。松本作品の販促関係や玩具類が多く、「作品」は銀河鉄道999のほんの数点でしたので

イタリアの「レジーナ ラフレシア」や「ハーロック」のプラモデル、著作権侵害しているよな…と思われる「太空奇艦」やら、下の写真の未使用品(1500円)も展示してありました


(写真は2012年に開催されたヤマトパーティでの様子)
個人的におもしろかったのは、宇宙戦艦ヤマト関係で第1話の「監督 松本零士」と入ったセル画、「さらば地球よ」「宇宙戦艦ヤマト」と書いてあるセルでした。放映から40年近くたった今でも、これを見ると熱くなります。
また、作品ではありませんが、「ヤマトよ永遠に」のときに発売されたラミネートカードについても、バックの色や色のトーンの指示を赤入れしたシートも展示されていました。
「汚れをとる」
「赤いトーンで」
「背景…」
作品の陰の部分での松本氏のヤマトへの熱い思い入れ、厳しさを垣間見ることができたような気がします。当時は、スタッフの間で喧々諤々とされていたんじゃないかと思います。そんな氏をはじめスタッフの方々の熱意があってこそ、今も愛されている作品なのかなと思います。
個人的に圧巻だったのは、まほろばのメカイラスト。板橋先生がこのために描き下ろしをされたそうで、ヴァルハラの「神々の戦隊」やら、まほろばの「次元波動砲」の構造図とかが、個人的には面白かったっすね。
次元波動砲なんて、発射前から、ロック解除、自転しながら尾栓に突入して…なんていう波動砲を発射する過程が細かく描かれていました。動くのを見るのが待ち遠しい…。
マスコミといっしょに一巡すると、次は先着20名様向けの色紙をサイン。

無駄のないタッチで1枚1枚、丁寧にメーテルを描きサインをされていました。
これから後もますますお元気でいただき、国境のない世界の実現と同時に、零士ワールドサミットも各地での開催を実現してほしいと切に思いました

実行委員会の方々、手さぐりでプロジェクトを進めてこられたかと思いますが、すばらしい企画をありがとうございました
