
第1話、第6話、第9話、最終話はすっごくよかったので、他の時間帯でもOAしてほしいなぁなんて思います。
前回、被告人の関係者から投げられた一言で、自己嫌悪に陥る北くん。傍聴仲間の山さん、美和ちゃんに投げた言葉は、実は自分に言いたかった言葉、自分のわだかまり。そんな北くんに裁判官としての招聘状が舞い込んできます。今回は、仲間を死なせてしまった元アメフト選手。
「殺意があった」
そんな被告人に疑問を呈する北くん。そんな北くんに手を差し伸べたのが山さん、美和ちゃん。山さんはどうやって調べたのか、北くんの自宅に押しかけ、破り捨てた傍聴ノートを持ってきます。美和ちゃんの「傷害致死罪」という言葉とともに。
「人間の本質見て、心を揺さぶられたんじゃないのかよ」
山さんの言葉と美和ちゃんの励ましに、他人から見た「傍聴」と自分たちの「傍聴」とは違う・・・・と確信したシーンが印象的。

やっと北くんは今までの自分の殻を破ります。自分に出来ることは何か・・・。今まで、見る側にとどまっていた彼が、責任感を持って、行動を起すんですねぇ。人の評価なんてどうでもいいんですよね。自分がどういう方針を持って、責任をもって頑なに遣り通すことが大事なんだなぁと感じました。
でも、自分の殻を破るって難しい・・・・・。たくさんの人が見ている中で、特に神聖な裁判で「何かひとこと言う」ってのは、勇気がいることだと思います。ここで、北くんの葛藤を見せなかったのがまたよかった・・・・。見ている人が、北くんの立場になって考えることができるから・・・。
#下世話にセリフを入れるとドラマが安っぽくなりますよね・・・・。ここらへんは、主演の方々とスタッフの方々が綿密に脚本を練られたんじゃないでしょうか・・・・。北くんが恐る恐る手を上げるシーンのタイミングは絶妙~

「だめだった自分をリセットしていくんだと思います。僕もあなたと同じでした・・・」
決して「上から目線」ではなくて、当事者の立場に立っていう北くんのセリフに涙。某宇宙戦艦ヤマトみたいに「愛」だとかなんだとかきれいごとを振り回すのではなくて・・・。相手の立場に立って何か言うってほんとうに難しいと思うんです。
#私なんて人生○十年たっても、いまだに「やっぱ違う」って感じちゃいますから。
それはきっと山さん、美和ちゃんというかけがえのない友人と彼らの見えないサポートを感じて、「自分の基礎」を持ったからこそ、彼には変ることができたんじゃないか・・・・と思いました。
セリフがあまり多くない分、あえて語られなかった部分がとても大きいなと思いました。そして、制作スタッフも思っていなかったものに変っていく可能性を秘めたドラマなんじゃないかなぁなんて思いました。
ではでは。
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