GWの北海道ツーリングはたぶん人生初。
7月~8月はちょっと仕事のスケジュールで来れるかどうか不確定要素があるんで保険かけてGWに行っちゃおうと。
苫小牧に着いて給油してすぐに感じる肌寒さ。
SSの一角でジャケットをMA-1タイプに変える。パッドを春用ジャケットから換装する。
今夜から朝にかけて北海道全域で雨が降るのでまずは帯広に宿をとった。
道東道で一気走りしたいところだが、静内二十間道路の桜を見てみたいので日高道をぶっ飛ばし、天馬街道で山を越えて広尾から北上する進路をとる。
で、肝心の静内二十間道路の桜並木はもうほとんど散っちゃってぜんぜん大したことないっていう誤算で激しく後悔した。
国道236の天馬街道は1週間前に野塚峠に積雪したという。
今も雪が残るのはトンネル区間なので大丈夫。
夏用グローブで来てるので指先が凍てつきそうだ。
グリップヒーター全開で走り続けること5時間。
ホテル日航ノースランド帯広に到着。
屋根下で雨に濡れないところにバイクを停めさせてくれるのがありがたい。
バイクを降りるなり、荷物カートを持ってきてくれるのも親切だ。
コインランドリーで2日分の衣類とタオルをぶっこんでから夕食へ。
晩酌セットに1杯付いているので、まずは国稀の純米酒で。これは増毛だ。
晩酌セットなかなか良い。刺身とこまいと牛スジ煮込み。
ただしタコワサはやめてもらいたい。パッケージから捻り出した加工品なんてわざわざホテルで食べたくない。それ以外は最高。
お代わりは帯広畜産大学で作った十勝純米吟醸。
変わった焼酎としてインカの目覚め。
素泊まりよりも2食付きのほうがコスパがいい。
どうせ外に食べに出たら同じだけ掛かるか、それ以上に遣っちゃうんだから。
〆に単品オーダーで豚丼も。One Harmony会員で10%割引だから追加オーダーにも躊躇はしない。
翌朝、果たして雨になった。チェックアウトする頃には上がるだろう。
1泊目を帯広に取ったら、そこから北にも東にも行けるわけだが、今回は天気予報の関係で道東を攻めたい。
夏に来るとき毎回「道東でゆっくり」と思うのだけど、天気がいまいちだったり、「道北の天気がいい」と思えばやっぱり北に向かうパターンが多かった。
浦幌駅前で定食屋、てんまに入ってみた。あんかけ焼きそばは、イカ、ホタテ、あさり、エビ、海鮮たっぷりで評判通り美味しかった。
キャンプ1泊目はあかんランド丹頂の里キャンプ場。
道の駅に併設で、温泉・赤いベレー帽もある。赤いベレー帽というのは丹頂鶴のことだな。
大人540円。誕生月の人は100円割引だったかな。
気分的にはこれがツーリング初日みたいなものだ。
風呂から戻り、空がうっすらと赤く染まり、明日からの行程に期待が膨らむ。
今宵はセイコーマートの塩ホルモンと、道の駅で買ってきた地ビールで。
地ビール700円もしたけど、まあせっかくだし。
3日目、5時に目が覚めた。最低気温は0.7℃。
これはガチの真冬のキャンプだな。
モンベル#1とシュラフカバーで何とか寝れた。
日が登りはじめて次第に気温も上昇していく。
釧路湿原道路を通って、根室の最東端、納沙布岬に向かう。天気がいいので。旅は風まかせ。
根室花まる。平日の11:30頃で待たずに座れた。
相変わらず美味しくて安い。
納沙布岬の灯台に到着。こちらは人もまばらで閑散としている。
多くの観光客は広い駐車場の方に集まっていて、そこにある最東端の記念碑の前で写真を撮りがち。
でも、この小さい灯台が地理的な意味では本当の最東端だ。
自分は広い方の駐車場は未舗装で車体の取り回しが不安だったのでこっちに停めただけ。
いずれにしても風が冷たすぎてそんなに長くは居られない。
根室から厚床経由、R244で海沿いに移動して尾岱沼のキャンプ場に幕営する。
海(野付湾)が見える豪快なロケーション。
芝がきれいなのもいいが、水捌けが非常に悪く、グジュグジュの場所があるので乾いた場所に張るのがポイント。
濡れているかどうか一見してわからないものだが、見分ける方法としては、ブーツからサンダルに履きかえてからフリーサイトのあちこちを歩き回ってみる。地面がグジュッとしてサンダルが濡れ、一瞬で靴下まで浸水したら、「そこは濡れているのでやめた方がいい」ということだ。
しかし、そうなったらもう手遅れ。
はじめに「あ、ここ乾いてて張れるぞ」と思ったら、もうそこに張った方がいい。
もうちょっといい場所があるのではなかろうかと欲をかいて歩き回ると、必ず靴下を濡らしてしまう。
釧路のお酒、福司で軽くやりながらご飯を準備する。
セイコーマートで買った味付きジンギスカンを鉄板で焼けば、ご飯が進むやつ。