初回経過診断
1週間後。
俺は大阪北病院で堤ドクターの外来診察を受けた。
まずCT撮影を行い、その画像を見ながら診断結果を聞くことになった。
「堤先生、お世話になります」
付き添ってくれた華とともに椅子に腰掛けた。
堤ドクターは返事をせず、じっとCT画像を見つめている。
その表情から、結果が良くないことは察しがついた。

「先生、いかがでしょう?」
華が切り出した。
「結論から申しますと……」
堤ドクターはいつもの穏やかな口調で語り始めた。
「この脳の外側の白い部分をご覧ください」
「はい」
「頭蓋骨の両側に穴を開け、脳を圧迫していた血液と体液を抜きました。しかし右側に残ったものは不純物が混じっていたらしく、管では十分に排出できなかったようです」
そして静かに続けた。
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