一つ目の奇跡。
俺は、傷ついたCB650Rを目に前にして感傷にひたっていた。
バイクの音が遠くから聞こえる。ヤマハのR1...シータだ。
シータはヘルメットを取りながら、ニヤリと笑って言った。
「おやおや、全身骨折のリターンライダーだが、何とか生きてるじゃないか」
相変わらず茶化し方だけは一流である。
なあ、11月3日は、妻が姑の介護を理由にタンデムを断ってくれたのが、今となっては本当に良かった。
これが一つ目の奇跡だ。
だが結局のところ、結果がすべてで、未来のことは誰にも分からない。
ひでーな。排気系。
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