全損...。ではないことは知っていた。
事故で入院したとき、シータが
「お前のCB650Rは全損だ」
と言ったのは――
俺にバイクをあきらめさせるためのウソだった、ということは、だいぶ前に分かっていた。
実際には、ホンダドリームの市古店長に、最小限の修理だけをお願いしていたのだ。
というわけで、1月18日の日曜日、CB650Rを店に取りに行った。
クランクケースの傷は、正直、痛々しい。
スライダーと、幅稼ぎに入れたワッシャーの効果があったのか、なかったのかは判然としない。
だが、付けていなかったら、もっと酷いことになっていたはずだ。
……付けないよりは、きっとマシだった。
幸い、E-Clutchは正常に動くようだ。
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