たかがヘルメット。されど...
本当に今になって知ったのだが、『バリバリ伝説』の巨摩 郡(こま ぐん)は、設定上、1967年3月9日生まれだという。
つまり、俺と同い年――まさかの同世代ライダーだったとは。
作者の重野秀一先生は1958年3月8日生まれだから、9歳年上。
なるほど、当時の若者たちのバイク熱を、まさにリアルタイムで描けたわけだ。
さて、俺のヘルメットカラーは、その巨摩 郡へのオマージュだ。
アラ還ライダー仲間からは「まだそんなの被ってるのか」とよく冷やかされるが、気に入っている。
ホームセンターで買った安ヘルメットに、缶スプレーで塗っただけの代物。
それでも、俺にとっては“中でも一番のお気に入り”だ。

それにしても、重野先生はあのヘルメットデザインをどこから着想を得たのだろう。
当時のレーサーのものからか。
水谷 勝
高井幾次郎
色合いは違うけど、RGBⅮ500の河崎裕之の線も...。
まあ、今となっては、そんなことはどうでもいいのかもしれない。
それでも、このヘルメットを被るたびに2ストの匂いが漂ってくる気がするのだ。
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