選んだタイヤは…。
さて、YAMAHA R1に乗る友人θ(シータ)にバイクショップについてきてもらい、俺のライディングに合ったタイヤを選んでもらった。
「山ちゃんの今のライディングだったら、ツーリング用の安いやつでもいいと思うぜ」
「本気で言ってる?」
「冗談、冗談」
「お守りだと思って、ちょっとだけいいやつにしようぜ」
「予算内のやつにしてくれよ」
「分かってるよ」
二人で店内のタイヤ売り場を見て回った。
「これなんかどうだい…」とθが指さした。
「何々…。『公道も走れるレーシングタイヤ』だと?? キャッチ最高じゃん!」と俺が言うと、
「ピレリ、ディアブロ、スーパーコルサだよ」とθが言った。
「お高いんでしょ〜」と俺が夢グループ風に言うと、
消え入るような声で「〇万9800円」とθが返した。
俺が付いている値札を見て、「お、ギリギリ予算内じゃん」と言うと、
「じゃあ、決まりだな」とθが答えた。
1時間半ほどのピット作業を経て、真新しいタイヤをはいたCB650Rがお出ましだ。

「お、いいねぇ」と俺は大満足でバイクに跨った。
スマホの天気予報によると、もうすぐ夕立が来そうである。
「山ちゃん、皮むきちゃんとしろよ!」と言いながら、θは先にバイクを発進させた。
このブログの内容はフィクションです。 実在の人物や団体などとは関係ありません。